「マシンの限界だった」クアルタラロ、ドゥカティ勢に敗れ予選4番手。決勝は勝機アリ?
MotoGP第7戦フランスGPの予選が行なわれ、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤがポールポジションを獲得。2番手にはチームメイトのジャック・ミラーが続いており、ドゥカティ勢が好調な予選となった。
現在ポイントリーダーのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は、バニャイヤから約0.24秒差の4番手。彼は予選を振り返ると、クレイジーな走りをしているドゥカティ勢を倒すことは難しかったと話した。
「ガッカリしたよ。でも2分後には満足していた」と、予選後にクアルタラロは語った。
「予選では、僕らは何か欠けていた部分があった。もっとも、予選だけじゃなくて常にだけどね」
「ドゥカティは何か本当にクレイジーなことをやっている。そしてドゥカティだけじゃなく、ライダー達もそうだ」
「レースペースは殆ど同じようなものだ。だから違いを生み出すのは本当に難しい」
「違いを生み出すには、限界まで攻め、燃料を少しでも減らしていくことになる。27周も”ゾーン”に入っているのは不可能なんだ」
「僕らのバイクで、1分30秒6は限界に達していて、これ以上は無いと思うから、かなり満足している。他のヤマハ勢と比較するとそのギャップは巨大なものだ」
「だからその差は僕にとっては良い仕事をしたことの証でもあるんだ」
ヤマハ勢はドゥカティに対してトップスピードで劣っているだけではなく、他のバイクの後方を走った時にタイヤ内圧が上昇してしまうという点でも、他のチーム以上に苦戦している。
前戦スペインGPでも、クアルタラロはバニャイヤの後方を走っている際、タイヤのオーバーヒートを避けるために一時的に遠ざからなければならなかったほどだ。
フランスGP決勝に向けてクアルタラロは、序盤でフロントロウに並ぶバニャイヤ、ミラー、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)らライバルを追い抜ければ、問題再発は避けられると考えている。
スペインGP決勝での問題が繰り返されることを心配しているかと訊かれたクアルタラロは、次のように答えた。
「いいや。ヘレスではハードのフロントタイヤを使用していたのは僕だけで、限界に達していた」
「でもここではソフトタイヤを使っていて、フロントがオーバーヒートして高圧になることもない」
「心配してはいない。もちろん、オーバーテイクポイントが多くあるわけじゃない。ドゥカティは加速部分で常に僕らを手球にとっているからね」
「だけど27周は長い。アタックするチャンスはいつだってあるものさ」
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