F1分析|マイアミGPのシケインのレイアウト修正が困難なワケとは
初開催となった第5戦マイアミGP。その舞台となった1周5.41kmのマイアミ・インターナショナル・オートドロームは、イギリスに拠点を多く「エイペックス・サーキット・デザイン」によって手掛けられた。
長いストレート区間と中・高速コーナーに加えて、ターン11からはターン16までは低速でタイトなセクションが続いている。
F1ドライバーたちからは、その中でもターン14〜15のタイトなシケインを来年に向けて修正するよう求める声も上がっているが、それは容易な作業ではない。というのも、マイアミGP主催者側には、有料高速道路「フロリダ・ターンパイク」の出入り口とNW203通りの高架の下を通すという地理的条件から、ターン14〜15に設置されたシケインとそこまでの低速セクションを設置せざるを得なかったからだ。
マイアミGPを開催するにあたっては、F1開催に必要なFIAのサーキットライセンス「グレード1」の規格を満たす必要があり、そのためにはこの”針の穴”を通すようなレイアウトが必要だったのだ。
このグレード1では、路面と頭上構造物との間には最低4mのクリアランスを確保する必要があり、そのクリアランスは車速の2乗に連動して変動する。そのため、交差地点の通過速度を最低基準の80km/hにすべく、ターン13までに大きく車速を落とし、ターン13からシケインに向けて3m程の上り勾配を設け、ターン15を頂点に高架をくぐるところで下り勾配をつけることとなった。
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