アロンソ、予選Q1のランオフ行きはわざと? チャンス潰れたアルボン猛批判もどこ吹く風

 

 バクー市街地コースで行なわれているF1第8戦アゼルバイジャンGPだが、予選での走行妨害を巡り、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)とフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が口論となっている。
 発端となったのは予選Q1終盤のシーン。ランス・ストロール(アストンマーチン)のクラッシュにより赤旗となり、予選が残り2分30秒というアタックを行えるギリギリのタイミングでの再開となった後だった。
 各車が競ってタイムアタックへと向かったが、アロンソは最後の走行でターン15のランオフに入ってしまい、後続ドライバーのアタックに影響を与えてしまった。
 アロンソの後方を走っていたアルボンは、このアロンソの行為に激怒しており、故意だとしてペナルティを科すべきだと強く主張している。
「彼はペナルティを受けるべきだ。そうする必要があるよ。馬鹿げている。彼は1周の間ずっとそうで、わざとゆっくり走っていたんだ」と、アルボンは言う。
「彼がどうやってコースオフしたのかも明らかだし、バカバカしいよ。かなり早くブレーキングしていたのに、コースオフしてしまったんだ」
 しかしアロンソは、こうしたアルボンの批判を否定。“トリック”を使って後続を妨害した事実は無いと話した。
「いや、それはない。あのコーナーは、予選中かなりチャレンジングだったと思う」
「ブレーキングが遅く、思ったようにコーナーへ向かえなかった。それでコースを外れたんだ。マクラーレンはQ2で同じようにしていたし、セバスチャン(ベッテル/アストンマーチン)もフロントウイングを壊してしまっていた。コンマ1秒を争う難しい決断の迫られる場所なんだ」
 アロンソは自身も過去にそうした経験があることから、アルボンがフラストレーションを溜めていることにも共感を示している。そして現在の予選フォーマットに対しては、目的に適っているのか疑問も呈した。
「Q1終盤に隊列が連なって、時間も2分半しかなかったから、フラストレーションが溜まる結果になったのも分かる。正直、彼らの気持ちも分かるよ。僕も何度もその立ち位置にいたことがあるからね」
「エステバン(オコン/チームメイト)はQ2でマクラーレンの生じさせたイエローフラッグによって、Q3進出を逃してしまったと思う。この種の問題については、より良い解決策を見つける必要がある。皆自分のラップを完遂できるべきなんだ」
「スーパーポールによる古いフォーマットでは、僕らがひとりで1周だけコースを走っていたけれど、もしかしたらTVにも僕らにとっても良かったのかもしれない。今は他のマシンとのやりあいや、スリップ、イエローフラッグなど要素が多すぎて、最高の状態ではないからね」
 
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