クアルタラロ、渾身の走りで2位獲得「全ラップ、”予選モード”で限界まで攻めた」

 

 MotoGP第13戦オーストリアGPで2位表彰台を獲得したファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は、全ラップ予選モードで攻めたと語った。
 ポイントリーダーとしてオーストリアGPに臨んだクアルタラロだが、舞台となるレッドブル・リンクはパワーが重要となるレースであり、ヤマハは苦戦するのではないかと見られていた。実際、予選ではドゥカティ勢が高いパフォーマンスを発揮。クアルタラロは予選5番手ながらバイクのコントロールに苦しんでいると明かしていた。
 しかし決勝では、最終的に優勝したフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)から0.492秒差の2位でチェッカーを受けることができた。タイトルを争う直近のライバルであるアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は6位に終わったため、クアルタラロのリードは32ポイントまで拡大している。
 クアルタラロはレースを振り返り、「至る所で限界に挑戦しなければいけなかった」と話した。
「自分の中ではベストレースのひとつだ。でも、このようなレースをするのはとても難しいことなんだ」
「限界まで自分をプッシュして、何度も転倒しそうになったし、体力的にもあのような走りをするのは厳しい。毎周予選モードだったんだ。だからもちろんすごく嬉しいんだけど、加速が激しくてこのコースはタフなんだ」
「スタートは良かったけど、最初の1周が良くなかったからとてもハッピーな気分だ。あと数周あれば、バニャイヤと素晴らしい戦いになっていたかもしれない」
「でも、どこもかしこも限界で、残念ながら加速とストレートでタイムを失い過ぎてしまった」
 今年、レッドブルリンクには安全上の理由からシケインが新設され、MotoGPはこのレイアウトを使用することになった。このシケインのおかげで、例年ならヤマハが苦しんでいた加速ゾーンがなくなり、クアルタラロはドゥカティとのバトルで有利になったという。
 このシケインでクアルタラロはジャック・ミラー(ドゥカティ)をパス。2番手に浮上している。
「当然、それは助けになっている。終盤、2~4速でジャックについていけるようになった。その後は彼が少し離れていくんだけどね」
「4~6速はパワーが必要で、僕たちに足りないところなんだ。シケインには4速で到達する。僕たちはギヤがかなりショートだから、彼らについていくのに役に立ったんだ。6速ギヤを使うところが2ヵ所あったのが、1ヵ所になったからね」
 
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