F1、ベルギーGPと開催契約を延長。”伝統の地”スパ・フランコルシャンが2023年もカレンダーに残る

 

 F1は、ベルギーGP主催側と開催契約を延長した。
 今季限りでF1の開催契約が満了を迎えたベルギーGPは当初、フランスGPやモナコGPと並び、新たな開催地にカレンダー枠を取って代わられる恐れがあるグランプリのひとつとされてきた。
 F1は、コンコルド協定で定められている1シーズン24レースの上限が存在する中で、来季は南アフリカGPや中国GPのカレンダー復帰を目指していたものの、ここ数週間で状況が一変。それらのグランプリの復活の見通しが不透明となったことで、F1のステファノ・ドメニカリCEOはスパでのベルギーGPがカレンダーに残留する可能性を語っていた。
 そして2022年シーズンの後半戦開始を告げる今回のベルギーGPで、主催側とF1は単年での開催延長に合意。少なくとも来季はスパ・フランコルシャンでグランプリが開催されることとなった。
 F1の声明にはこうある。
「F1は、ベルギーGPが2023年のカレンダーに組み込まれることを発表する。2023年のカレンダーに関する詳細は、追って発表される予定だ」
 ベルギーGPが契約延長を勝ち取ったのには、主催側の献身もある。スパ・フランコルシャンは老朽化した設備の大改修と劣悪と言われ続けてきた交通インフラの整備に8000万ユーロ(約109億円)を投じ、コース外でのエンターテイメントの充実も図られた。
 今回、1年間の契約延長を獲得したものの、ベルギーGPの長期的な将来は不透明なまま。ここ数ヵ月の交渉が、来年のこの時期に再び繰り返されることになりそうだ。 
 
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