フォーミュラE王者バンドーン、DSペンスキーに加入。第3世代マシン導入の来季はベルニュと強力ラインアップ

 

 シーズン8(2021-22年)のフォーミュラE王者となったストフェル・バンドーンは、DSペンスキーに加入し、ジャン-エリック・ベルニュとタッグを組む。
 フォーミュラEのシーズン8は、バンドーン&メルセデスのダブルタイトル獲得で幕を閉じたが、第3世代マシンの導入を前にメルセデスは撤退。マクラーレンがそのチームを引き継ぐことになっている。
 バンドーンにとってはマクラーレンはF1時代の古巣だが、バンドーンはチーム移籍を決めた。
 一方、ドラゴン・ペンスキーもシーズン9で新たな体制となる。シトロエンから派生したブランドであるDSと提携することになったのだ。
 DSは中国資本のチームであるテチータと手を組み、ドライバーズとチームのチャンピオンをそれぞれ2度獲得してきたが、中国のメディアコングロマリットであるSECAがテチータにコミットするかどうかが不透明となったことで、DSはこのチームと袂を分かつことを決めた。
 そのためDSは、ジェイ・ペンスキーが所有するドラゴン・ペンスキーチームに目を向け、今回ラインアップの発表と共に正式な提携が発表された。
 バンドーンのチームメイトは、シーズン4&5でチャンピオンを獲得したベルニュ。DSのパワートレインを4シーズンに渡って使ってきた、チームにとっても心強い存在だ。
 DSのパフォーマンスディレクターであるトーマス・シュヴォシェは、ペンスキーとのパートナーシップを成功させることを”熱望”していると語った。
「DSパフォーマンスでは、ペンスキー・オートスポーツとの新たな冒険を始めることを切望している」
「我々はふたりのチャンピオンをチームに迎えることで、このパートナーシップを最高の形でスタートさせられる」
「ストフェルとジャン-エリックという、おそらく最高のラインアップと最速のペアを手に入れることができる」
「DSパフォーマンスのパワートレインとソフトウェアの専門知識により、我々は勝利とタイトルを追い求め続けるための理想的なポジションにいるのだ」
 チームオーナーのジェイ・ペンスキーは「我々は、DSオートモービルズと提携できることに興奮している」と付け加えた。
「DSは卓越性を追求するという野心を、我々と共有している象徴的な自動車ブランドである。チームにとって大きな節目であり、何年も前から待ち望んでいたことだ。我々は、パフォーマンスと勝利を追求するために、共に技術の限界を押し広げていくだろう」
「ャンピオンドライバーのストフェルと2度のチャンピオンに輝いたジャン-エリックを擁する我々は、最強のラインアップを持ったチームのひとつであると確信している」
 シーズン8のドラゴン・ペンスキーは、セルジオ・セッテ・カマラがわずか2ポイントの獲得に終わった。チームメイトはアルファロメオF1のシートを失ったアントニオ・ジョビナッツィが務めたが、終始パフォーマンスが振るわずノーポイントに終わった。
 過去にジェローム・ダンブロジオが2勝を挙げ、シーズン1にはランキング2位となったチームだが、過去3シーズンはいずれも11位と低迷している。今回の提携と強力ラインアップで浮上できるか注目だ。
 
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