フェルスタッペン、年間最多優勝記録更新に喜び「記録を重視しているわけじゃないけど、誇らしいことだ」

 

 F1メキシコシティGPで勝利したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、F1におけるシーズン中の史上最多優勝記録を更新。彼もこの結果を誇りに思っていると語った。
 日本GPで2年連続のチャンピオンとなったフェルスタッペンは、メキシコシティGPである期待が寄せられていた。それがシーズン史上最多優勝記録の更新だ。
 これまでの最多記録は、ミハエル・シューマッハー(2004年)、セバスチャン・ベッテル(2013年)の年間13勝。そしてフェルスタッペンはアメリカGPで13勝目を挙げたことで、2022年中に最多記録を更新する可能性が高いと思われていた。
 迎えたメキシコシティGPでフェルスタッペンはライバルのメルセデス勢を振り切って、苦戦することなく14勝目を達成。最多優勝記録を更新した。
 フェルスタッペンも、この結果を誇りに思っていると語った。
「チームとしても、信じられないようなシーズンになっている」
「1年で14勝も挙げられるとは思っても見なかった。もちろん、ものすごく誇りに思っている」
 フェルスタッペンはこれまで、最多優勝記録更新を視野に入れつつも、あまり重要視してこなかった。その際は年間のレース数の違いも指摘していた(シューマッハーは年間18戦、ベッテルは年間19戦/2022年は年間22戦)。
 ”14勝目”を挙げたフェルスタッペンに、そうしたアプローチは記録に集中を奪われないようにするためだったのかと聞くと、彼は次のように答えた。
「僕はこの瞬間をただ大事にしているんだ」
「毎週末、自分にできるベストを尽くそうとしているだけなんだ。レースでは勝利を目指しているけど、それが僕にとっては最も重要なことだ。家に帰り、最大限の力かそれに近いモノを発揮できたと自分に言えれば、それで幸せだ」
「もちろん、F1ではその多くがマシンパッケージに左右される。そうだろう? そして僕らは素晴らしいパッケージを手にしていて、この瞬間を楽しめている」
「僕は記録や統計についてはそれほど興味は無いよ。たしかに今年は素晴らしいシーズンになっているし、たくさんのレースを勝てていることはとても嬉しいけどね」
 なお記録を更新されてしまったベッテルは、親友であり師匠でもあるシューマッハーと共有した記録を失うことに後悔はないと主張。自身の古巣であるレッドブルにとっても良いことだと話し、フェルスタッペンの記録更新を称賛した。

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