マルケス弟、グレシーニでの新生活に希望いっぱい! 「次のテストが待ちきれない、昨年末のは短すぎた!」
アレックス・マルケスは2022年限りでホンダ陣営を離れ、ドゥカティ陣営のグレシーニ・レーシングへと移籍する。新チームでの体制発表の場で、彼は今年の目標が「バイクを楽しむことだ」と語った。
マルケスは2年契約途中に急遽引退を決めたホルヘ・ロレンソの後任として2020年にレプソル・ホンダからMotoGPクラスへ昇格。その年にはルーキーながら表彰台を獲得する活躍も見せていた。
しかし2021年からLCRホンダへ移って以降、マルケスは苦しい時期が続いた。表彰台からも遠ざかり、2022年も非常に厳しい結果が続いたマルケスは、LCRホンダを離れグレシーニへと移籍する決断を下した。
グレシーニは2022年から新たにドゥカティのマシンを使用するようになったばかりだが、開幕戦からエネア・バスティアニーニが勝利し、その後も好調な走りを示して台風の目となっていた。
ドゥカティのデスモセディチGPがグリッド上でも最も競争力のあるバイクだと見られている中、グレシーニへ移籍するマルケスの走りがどうなるかは、新シーズンに向けて注目点のひとつにもなっている。
1月下旬、グレシーニは2023年シーズンに向けたチームローンチイベントを実施し、ここで初めてマルケスがチームカラーのツナギに袖を通した姿が公開された。
この際行なわれたインタビューで、マルケスは2023年に向けてモチベーションに溢れており、バイクを楽しみたいと語った。
「100%のモチベーションがあるよ。それ以外の言い方はないね」と、マルケスは言う。
「これは素晴らしいチャンスなんだ。僕が(2023年の移籍について)話をしていた時、どこのチームか、どこのバイクかと聞いたけど、すぐに決まったよ。それ以外は選ばなかった」
「僕は常々、不可能なことは無いと、MotoGPでは何でも起こりうると話してきた。適切なチームとバイクがあり、状況もしっかりしていれば何でもできるんだ。そして、今年の目標はこのバイクを楽しむことだね」
マルケスは、自身の真の才能をグレシーニとドゥカティのマシンとともに証明できると意気込んでいる。
「ああ、目標はこのバイクに乗って幸せになることだ。昨年はとてもタフな年で、バレンシアテストも短すぎたよ。後1日、それかもう何日かあればよかったと思う!」
「マレーシアでまたテストを再開して、集中して作業するのが待ちきれない。僕らは懸命に作業に取り組んで、上手くいっていない事や苦戦しているところを、もっと理解したい。(開幕戦の)ポルティマオは全てがクリアになった状況で迎えられるといいね」
なおドゥカティ1年生となることから、マルケスは他のライダーから学んでいくつもりだとも語っている。
「ドゥカティにはドゥカティの働き方がある。全ての分析やテレメトリーは全ライダーが共有しているんだ。これはとても助けになる」
「ペッコ(フランチェスコ・バニャイヤ/ドゥカティ)、エネア、そして2022年に競争力を発揮した全てのライダーから学んでいくことになる。そうすることで、常に前進できるようにしていくつもりだ」
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