F1とユニセフが提携。デジタルアクセスを改善、子どもたちに科学や数学などSTEM教育を提供へ

 

 ユニセフ、国連国際児童緊急基金、そしてF1は、世界でも最も弱い立場に置かれている子どもたちの支援のために協力する。F1の支援により、脆弱で社会から取り残されたコミュニティにいる推定650万人の子どもたちが、科学、技術、工学、数学(STEM)といった重要分野を含む質の高い教育を、今後3年間にわたって受ける機会を得られるようになる。

 F1とのパートナーシップの大きな焦点は、ユニセフのラーニングパスポートの拡大を通じて、デジタルアクセスを改善することだ。ラーニングパスポートは、ポータブルなデジタル学習プラットフォームであり、子どもたちはオンラインまたはオフラインで学習を続けることができる。ラーニングパスポートは現在26カ国で運用されている。F1の支援により、ユニセフはこのプログラムをさらに19カ国拡大し、F1が開催されるメキシコとブラジルで子ども向けのオフライン版を開始できるようになる。

 F1はSTEMのスキルに依存する国際的スポーツであり、ユニセフとの新たなパートナーシップはF1の教育推進の歴史を基盤とするものだ。取り組みの一環としては、50人の学生に向け、2025年までの大学生活を全面的に支援するエンジニアリング奨学金プログラムや、継続的なSTEMおよび雇用支援プログラムなどがある。F1とユニセフは、深い献身とイノベーションによって、何百万人もの子どもたちが自身の可能性を実現し、仕事の場で成功するのに必要なスキルを身につけられるよう支援する。

 F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、以下のように述べた。

「研究、テクノロジー、イノベーションがドライバーとチームの成功に不可欠な役割を果たすF1では、教育が中核となっている。ユニセフとのパートナーシップにより、我々のスポーツのグローバルな基盤を効果的に活用することで、世界でも最も脆弱な子どもたちが経験している教育格差を埋める役に立つことができるだろう」

「すべての子どもたちは質の高い教育を受け、緊急時には保護される権利がある。最も弱い立場にある子どもたちが、目標を達成するのに必要な知識とスキルを身につけられるようにする役割を果たせることを誇りに思う」

ステファノ・ドメニカリ(F1 CEO)
ステファノ・ドメニカリ(F1 CEO)

 英国ユニセフ委員会(ユニセフUK)のCEOを務めるジョン・スパークスは、次のように語った。

「世界はますます深刻化する学習危機に直面しており、何百万人もの子どもたちが学校に通えず、学び成長するために必要なテクノロジーにアクセスできなくなっている。教育への投資は、子どもたちや若者たちの育成と、将来必要となる社会と経済を構築するための根本的なものだ」

「そのため、我々はこの学習危機を防ぐために今すぐ行動を起こさなければならない。F1とともに我々は、より多くの子どもたちが学校、仕事、人生において成功するのに必要な、質の高い学習やスキルトレーニングを受けられるようにするための新たなパートナーシップを開始している」

 F1は緊急基金への寄付を通じて、子どもの人権機関の緊急対応活動を支援することになる。

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