2023年F1第5戦マイアミGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)
2023年F1第5戦マイアミGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、カルロス・サインツ(フェラーリ)だ。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=5位(57周/57周)
タフなレースだった。ミディアムタイヤでのファーストスティントはうまくいったが、早い段階でフェルナンド(・アロンソ/アストンマーティン)をアンダーカットしようとして、ピットから出てすぐに、トラフィックを抜けるために、ハードタイヤをプッシュしなければならなかった。その代償を多少払うことになったのだと思う。それでも全体的に、レースペースに苦しんでいたのは明らかだ。
今日は悔しいレースだったけれど、解決策を探り続ける。今後数戦のうちに、チームとして前進できると信じているよ。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=4位(57周/57周)
満足いくレースができた。予選で苦労したため、今日は比較的通常の一日になったと感じた。実力で4位を獲得し、フェラーリ勢より前でフィニッシュすることができたので、これは僕たちにとって可能な最大限の結果といえる。
カルロス(・サインツ)とのバトルはとても楽しかった。すごくいい動きを決めた。コース上はラインを外れるととてもダーティだったので、かなり大きな決意が必要だった。
ルイスが僕を前に出してくれたことに感謝する。今日、僕たちは別の位置で戦っていたんだ。彼のおかげで自分のレースを続けることができた。僕たちは素晴らしい関係を築いている。チームのために最善であることだけを望み、それを目標に取り組んでいる。
自分たちの今のポジションについては理解しているし、このマシンは今も運転しづらい。イモラでマシンにアップデートが入れられることを期待している。それによって世界が一変するようなことはないけれど、正しい方向に一歩踏み出せるといいよね。
今日はポジティブなレースだったが、やるべきことが山ほどあるのは分かっている。レッドブルとのギャップを縮めるために、大きな改善を果たす必要があるんだ。
■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム)
決勝=3位(57周/57周)
単独走行の時間が多かったけれど、自分のレースを楽しんだよ。マックスとセルジオ(・ペレス)に対して僕ができることは何もなかった。一方で、幸い今日は、後ろからのプレッシャーはなかった。この結果に満足していいだろう。
序盤5戦で4回の表彰台を獲得した。表彰台に上がれなかったのはアゼルバイジャンだけで、その時も表彰台まで0.8秒だった。そう考えると、僕たちは今シーズン、素晴らしいスタートを切ったといえる。
いつか優勝するチャンスが訪れたときには、そのチャンスを生かせる最も良い位置にいなければならない。今僕たちはそう考えながら行動している。
(レース後の会見で語り)マシンが素晴らしかった。ライバルたちはもう少し強いと思っていたのだが、フェラーリ勢は予想より少し不調だった。もちろん決して楽なレースではなかったけれど、孤独なレースだった。
シーズン初め、表彰台に上れると最高の気分だった。でも4回表彰台に上った今は、もっと良い結果が欲しい。少なくとも2位になりたいね。レッドブル2台はとてつもなく速くて、太刀打ちできない。でもモナコとかバルセロナでは僕たちにチャンスがあるかもしれないよ。
イモラ、モナコ、バルセロナの3連戦を前に表彰台を獲得することができた。この流れを維持していければいいね。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=2位(57周/57周)
マックスはとてもいい仕事をした。素晴らしいレースを走ったから、優勝に値する。本当によかったね。
レースをリードしていたのに、最終的には2位になるというのは、もちろんうれしいことではない。でも、僕にはマックスと同等のペースはなかった。改善するにはどうすればいいかを分析しなければならない。
マックスが強力なペースで後方からポジションを上げつつある時、僕の方は少し苦しんでいたから、「これは困ったことになりそうだ」と思った。
ポールシッターにとって、ハードタイヤでスタートするという戦略はギャンブルになっただろう。もちろん勝ちたかったが、レース序盤がトリッキーなものになることは分かっていた。
学ぶべきことがあるレースだ。明らかにマックスが最速のペースを示していたからだ。今日のマックスのパフォーマンスは、僕には届かないものだったので、その理由を理解する必要がある。
タイヤがある程度関連していると思うが、全体的に見て、今日は彼の方が強いドライバーだった。僕たちにももう少しやれることがあったかもしれない。本当に残念だ。でも、困難な週末を2位で締めくくれたのは悪い結果ではない。
この週末について振り返り、イモラに強い状態で臨み、通常のレベルに戻りたいと思う。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=1位(57周/57周)
素晴らしい日だった。レース序盤はトラブルに巻き込まれることなく走り、スムーズなレースを進め、前のマシンを1台1台抜いていった。ハードタイヤでの(最初の)スティントをうまくやれたことが、今日の勝利において不可欠な要素だったと思う。
チェコ(ペレス)とは終盤にいいバトルができた。僕には新しいタイヤを履いていたことによるアドバンテージがあった。ああいうバトルこそ、僕たちが見たいものだと思う。僕たちは自由にレースができるんだ。
昨日はつまずきがあったが、今日は冷静にクリーンな状態を保った。9番手から優勝できたことにとても満足している。
(自身の公式サイトに対して、ハードタイヤでスタートする戦略について語り)ミディアムタイヤがどうなるのか、分からなかった。論理的に考えれば、フルタンクで路面温度が高い状態では、ハードタイヤの方が耐久性が優れているはずだ。特にトラフィックの中を走る場合はね。その後、クリーンエアのなかで走るようになっても、ペースを維持することができた。とてもうまくいったと思う。
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