ヘルムート・マルコ、レッドブルF1代表はアルファタウリのデ・フリース起用に乗り気ではなかったと明かす
レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコは、レッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーが、アルファタウリの角田裕毅のチームメイトとしてニック・デ・フリースを起用することに賛成していなかったと明かした。
デ・フリースは昨年モンツァで行われたイタリアGPに代役としてウイリアムズから出場し、F1デビュー戦で9位に入賞するという目覚ましい活躍をしたことから、アルピーヌへ移籍するピエール・ガスリーの後任候補としてレッドブルの目を引いた。マルコはデ・フリースのパフォーマンスと業績はF1へのフルタイム昇格にふさわしいと考えていたが、ホーナーはマルコと同じ考えではなかった。
最新のF1ポッドキャスト『Inside Line』で、ホーナーの意見に反対したことがあるかと尋ねられたマルコは、ホーナーと彼との間の意見の違いがあったことを明らかにした。
「頻繁ではないが、たまにある。前回は……デ・フリースのことだったと思う」とマルコは答えた。
「基本的にはアルファタウリのことだが、我々は大きなファミリーであり、意見を持っている。彼(ホーナー)はデ・フリースに乗り気ではなかった」
「今のところ、彼は正しかったように思える」
実際、これまでデ・フリースは、F1のエリートたちのなかで厳しい初シーズンに耐えてきており、レースでは12位より上に入ったことがない。またマルコは、アルファタウリF1のチーム代表フランツ・トストが最初の候補に上げたのはミック・シューマッハーだったと明かした。しかし当時シューマッハーはフェラーリの傘下にいたので、それがネックになった。
「フランツ・トストはミック・シューマッハーを欲しがっていたが、ミックはキャリア全体を通じてフェラーリアカデミーに在籍していた」とマルコは語った。マルコは、デ・フリースのルーキーの立場は、若手を指導するというアルファタウリの理念により合っていると考えていた。
「基本的にアルファタウリはジュニアチームだ。デ・フリースはシューマッハーとは違う。彼はたった1回のレースで、モンツァで大成功を収めたので、我々の理念に合う可能性があった」
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