フェラーリ、レースペースに不安? ルクレール「デグラデーションが大きい理由が分からない」

 

 F1第6戦スペインGP初日は、2度のフリー走行でシャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップタイムをマークした。
 FP1ではルクレールとそのチームメイトであるカルロス・サインツJr.がワンツー。だがFP2では、メルセデス勢が2台の間に割って入った。また、5番手となったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)も、ロングランではフェラーリ勢を上回るペースを示していた。
 フェラーリのドライバーたちも、初日の走行に満足しているわけではないようだ。ルクレールは、現状を”とても難しい”と語った。
「今のところ、とても難しい状況に見える。だから、明日のために一生懸命に働いて、少しでもペースを上げられるようにしたい」
 カタルニア・サーキットは、フロントロウからスタートしたマシンの勝率がかなり高いコースだ。予選想定のアタックではアドバンテージがあるようにも見えるルクレールだが、ここ数戦のようにレースで逆転される可能性を恐れているのかと訊かれると、彼は次のように答えた。
「それを恐れているとは言いたくないけど、レースペースが強力ではない現状では、その改善に取り組むことが優先なのは間違いないだろう」
「予選の1周アタックでは、タイヤに問題はないと思う。ただ、なぜか分からないけどデグラデーションがかなり大きいんだ。今はまだその理由を説明できないけど、それを探す必要がある。理由が見つかれば、それを改善するために努力することになるだろう」  
 FP2では4番手だったサインツJr.はスペインGPに持ち込まれたアップグレードに関しては好印象を持ったものの、FP2に向けて正しい方向に進むことができなかったと考えている。
「間違いなく、ポテンシャルはあると思う。クルマの挙動にいくらか変化が見られたんだ。アップグレードをした時に、変化を確認できるのはいいことだ。それらが機能していて、パフォーマンスが出ているのを見るのは嬉しい」
「僕たちはFP2に向けて正しいステップを踏めていなかったと思うし、少し遅くなってしまった。だから僕たちはどの方向に進むべきではないかが分かっているし、FP1の時のような良いフィーリングに戻らなくてはいけないんだ」
 今季これまで、フェラーリは低速コーナーでアドバンテージを持っているように見える。サインツJr.も、カタルニアのセクター3はフェラーリが得意なエリアだと捉えつつも、メルセデスとレッドブルは強敵だと考えている。
「そうだと思うよ。僕たちのクルマが得意なはずの場所だからね。同時に、今日はメルセデスとレッドブルの両方がコーナーでとても強力に感じられた。今週末はみんな速いんだ」
「ここでのテストを見ても分かるように、僕ら全員にとってとてもタイトな週末になりそうで、楽しみだよ」
 なお、フェラーリはサインツJr.のマシンに”燃料システムの問題”が見つかったとして、カーフュー(夜間作業禁止令)を破ってシャシー交換作業を行なっている。
 
 
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