「俺はまな板の上の鯉……」スペインGP13位のガスリー、フロアダメージで何もできず

 

 カタルニア・サーキットで開催されたF1第6戦スペインGPで、アルファタウリのピエール・ガスリーが13位フィニッシュ。苦しいレースとなってしまったが、序盤の接触によってレースが台無しになったと振り返っている。
 ガスリーは直後、エステバン・オコン(アルピーヌ)の右リヤに接触。これがフロアにダメージを与えてしまい、レースに影響を及ぼしたと彼は語っている。
 またレース中盤に差し掛かった頃には、ターン1でアウト側から追い抜きを仕掛けるランス・ストロール(アストンマーチン)と接触があり、ストロールがスピン。ガスリーはこの接触で5秒のタイムペナルティを受けることになり、12位をダニエル・リカルド(マクラーレン)に譲っている。
 ガスリーはペナルティに関しては自身の責任だとして受け入れている。レースでは“いいカモ”な状態で、厳しい状況だったと語った。
「甘んじて責任をとるよ」と、ペナルティについて訊かれたガスリーは答えた。
「彼らはあの接触が5秒のペナルティだと考えていたから、これが科されたんだ。僕は彼らの判断を尊重しなくてはならない」
「最初のコーナーからダメージがあった。そこからはレース全体で”まな板の上の鯉”といった状態だった。マシンを走らせてできることは何でも試していたし、ポジションを全力で守っていたんだ」
「キツいレースだった。軽い接触もあったけど、僕はこの5秒のタイムペナルティの責任をとるよ」
 ガスリーはオコンとの接触によるダメージで、マシンのコントロールが難しくなっていたと語っている。
「ターン1に向けてスリーワイドで入って言ったと思うけど、そこで軽い接触があった。その接触で、フロアにダメージを負ってしまったんだ」
「そこからはスライドが激しくなってしまって、荷重も抜けてタイヤはすぐにオーバーヒートしてしまった。それがレースの残り周回に影響を与えていて、ペースが無かった」
 今回、ガスリーはFP3でエキゾーストトラブルに見舞われて走行できないなど、理想的なレースウィークにはなっていなかった。次戦モナコGPが迫っているが、ガスリーは今回の不運を取り戻せることを期待しているという。
「今のところ、全部のレースで僕らは不運に見舞われているようで、フラストレーションが溜まる。このマシンで力強いパフォーマンスどころか、普通のパフォーマンスも示すことが出来ていない」
「僕はただ、そうした所を抜け出して、クリーンな週末を過ごしたいと思っているだけだし、それが僕らがここで目指していたモノでもある。残念なことに、FP3では幾つか問題があって、そしてレースでのこともあり、そうはならなかったけどね」
「常に理想的にはいかない。それもこのスポーツの一部だ。現時点では僕らには邪魔が多いようだけど、諦めるようなチームじゃない。皆と協力して、来週は上手くやってやる気持ちとエネルギーを持ってカムバックするよ」
 
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