ラティフィ、今季苦戦の原因はマシンに対する”自信”が不足しているから?

 

 ウイリアムズのニコラス・ラティフィは、今シーズンここまで無得点。今季からチームに加入したアレクサンダー・アルボンが3ポイントを獲得しているのと比べれば、大きく差をつけられている印象がある。
 同チームのビークル・パフォーマンス責任者を務めるデイブ・ロブソンは、ラティフィが苦戦している理由について、マシンに対する「自信の欠如」が原因だと分析する。
 昨年は今季からメルセデスの移籍したジョージ・ラッセルのチームメイトとして、遜色ないパフォーマンスを発揮していたラティフィ。しかし今季は開幕から苦しみ、前述の通りアルボンに差をつけられている。
 ロブソンはこれについて、ウイリアムズの今季マシンFW44のセッティングに、ラティフィが今も苦しんでいるからだと語った。
「基本的に、彼はまだ少しだけ自信を持つことができておらず、必要な自信を得るために、サーキットに応じてタイヤのセットアップを調整しているだけだと思う」
 ロブソンはそう語った。
「モナコの予選も、少し残念だったと思う。もし彼がFP3でもう少し引き出せていたのなら、Q1の走りはもっと良かったはずだ」
「Q1の最後に、彼は少し苛立っていたと思う。実際、彼らはおそらく、ようやくマシンにかなり自信を持つことができていたはずだ。でも、フロントに関してだけ完全に自信を手にすることができなかった」
 ロブソン曰く、今季のマシンのダウンフォースが不足しており、適切な空力バランスを見つけることに苦労しているということも、ラティフィのパフォーマンスが優れない一因ではないかと語る。
「彼は予選で、最適なフロントウイングを手にできず、適切なエアロバランスを探すこともできなかったため、自信を欠いていた。それがおそらく、今回(モナコGP)で起きたことだと思う」
 これについてラティフィ自身は、次のように語っている。
「マシンには、バランスの問題がいくつかあると思う。でもバルセロナでは、他のマシンと比較してダウンフォースが不足しているということが浮き彫りになった」
「バルセロナは、負荷という面では全てが求められるコースだ。しかしGPSのデータに基づくと、高速コーナーで他のマシンに対して多くの部分が足りなかった」
「そのことは我々に、ファクトリーにおいて、そしてマシンの長期的な開発のために、良い方向性を与えてくれたと思う」
 
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