予選で黄旗・赤旗原因になったドライバーはタイム抹消になるべき! バクーで”犠牲者”になったアルボンが提言
F1アゼルバイジャンGPの予選Q1でフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)にアタックを”妨害”されたアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)は、アロンソを責めるつもりはないとしながらも、予選で黄旗や赤旗の原因となったドライバーはベストタイム抹消となるべきだと考えている。
Q1の赤旗により、最終盤のアタックではアルボンの前方でアロンソがスロー走行。ターン15のブレーキングを失敗し、退避エリアにマシンを逃し黄旗の原因となった。その直後を走っていたアルボンはタイムを上げることができず、チームに無線にこう訴えた。
「彼はペナルティを受けるべきだ。そうする必要があるよ。馬鹿げている。彼は1周の間ずっとそうで、わざとゆっくり走っていたんだ」と、アルボンは言う。
「彼がどうやってコースオフしたのかも明らかだし、バカバカしいよ。かなり早くブレーキングしていたのに、コースオフしてしまったんだ」
アロンソはアルボンに対して妨害する意図はなかったとして、ブレーキングポイントを逃したことが原因だと語った。そしてアルボンの怒りも理解できると付け加えた。
motorsport.comがこの件についてアルボンに尋ねると、彼は次のように答えた。
「みんなの判断に任せようと思う。僕は確認してからコメントするよ」
アルボンは無線では怒りを見せたものの、実際にはそれほどアロンソに対して腹を立てている訳ではなく、インディカー・シリーズなどのように「システムを利用」できないように黄旗や赤旗の原因となったドライバーのベストラップを抹消すべきだと説明した。
「イライラしているよ。黄旗や赤旗を出したドライバーのラップタイムを抹消するようなルール変更があれば良いなと思うからね」とアルボンは言う。
「以前にも話したことを覚えているけど、今のままではミスをしたドライバーには何もペナルティが科されない」
「もちろん、ゲーム性があるモノだ。とにかくQ1で1周できる人数を減らす(抑え込む)んだ。でも後ろのマシンを抑えるために黄旗を増やしても、見ての通りQ2に進出することができるんだ」
「フェルナンドに対して怒っている訳じゃない。彼は賢い人だし、システムを上手く使っているんだ」
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