レッドブル、フェラーリの反撃を疑わず「間違いなく問題を解決してくるはず」

 

 F1第8戦アゼルバイジャンGPは、フェラーリにとってまたしても悪夢のようなレースとなった。ポールシッターのシャルル・ルクレールは、4戦連続ポールポジションと速さを見せているものの、第3戦オーストラリアGP以来勝つことができていないのだ。
 モナコでの戦略ミスも痛かったが、ルクレールはスペインGPとモナコGPでエンジントラブルに見舞われており、グリッド降格ペナルティが近づいているのもチームにとっては悩ましい状況だ。
 また、アゼルバイジャンGPではカルロス・サインツJr.も油圧系のトラブルでリタイアしており、信頼性の問題を早急に解決できなければ、チャンピオンシップで致命的なダメージを負ってしまうことにもなりかねない。
 そんな状況にも関わらず、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、ライバルの逆襲を予想している。ライバルの失敗をただ望んでいるだけではいけないと語った。
 フェラーリとのタイトル争いの展望について訊かれ、ホーナーはmotorsport.comに次のように語った。
「確かに彼らは土曜日(予選)にはとても速いマシンを持っていると思う」
「今シーズンのほとんどのレースで、日曜日には彼らと互角に渡り合ってきたと私は思う。そして、序盤のラップを見る限り、(バクーでも)そうだったようだ」
「彼らは問題を解決してくるだろう。そのことに疑いはない。だが必然的に、シーズンの後半には(グリッド降格)ペナルティを受けることになるだろう」
「もちろん、このチャンピオンシップには長い長い道のりがある。この4、5戦でポイントに大きな変動があったし、それは事態の変化がいかに早いかを示しているんだ」
 アゼルバイジャンGPで勝ったマックス・フェルスタッペンは、仮にフェラーリ勢にトラブルが起きずとも、勝てるだけのペースがあったと考えているが、ホーナーも彼の意見に同意しているようだ。
「レースが続かなかったことは、色々な意味で残念だ。我々は良いレースカーを持っていたと思うからね」
「我々が選んだルートで、戦略的にシャルルに勝てたと思う。だが、本当のところは分からない」
「でも重要なのは、彼らの不運に乗じてポイントを獲得したことだ。今のところ、チャンピオンシップの状況は健全に見えるからだ。しかし、それがいかに早く変化するかはわかるだろう」
 
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