アルファタウリF1との早期の契約締結を喜ぶガスリー「来年のマシンをどう開発するか戦略を練る時間がある」
ピエール・ガスリーは、2023年のアルファタウリのシートが早期に決まったことで、チームとドライバーに来年の準備に向けた明確な考えが示されたと述べている。
チームは先週、ガスリーと2023年の契約を締結した。したがって、夏の間にガスリーが心配する必要のあることがひとつ減ったことになる。
「このチームでさらに18カ月を過ごせるということが分かっているという事実も含めて、いろいろな理由から今週末のシルバーストンを楽しみにしている」とガスリーはアルファタウリのイギリスGPプレビューで語った。
「早くに契約が締結されてうれしいよ。今では来年のマシンをどう開発して作るか戦略を練る時間があるからね」
「僕たちはともにいいパフォーマンスを発揮できるとすでに分かっているから、今シーズンの残りで優れた仕事と開発を行えば、素晴らしい2023年シーズンを迎えられない理由はないと確信している」
今もガスリーは、将来のある時点でトップチームへ移る野心を抱いているが、アルファタウリは彼の才能を示して見せるのに2番目にいい場所であるかもしれないことを分かっている。
「個人的に僕の目標は、このチームがトップに立つのを助けることだ」とガスリーは述べた。
「2017年に初めてチームに加わった時と比べると、一緒に仕事をした経験がはるかに増えている。ファエンツァでもビスターでも、チーム全体でお互いをよく知り、理解し合っているんだ」
「過去の経験と多くのレースシーズンを基にして、僕たちはともに効率的に仕事をしている」
「僕自身には大きな野心があるし、チームのために最高の結果を得るために常に全力を尽くしている。来年が、チームにとってこれまでにないほど最高のシーズンになるように、僕はプッシュを続けるよ」
シルバーストンでの今週末のレースラウンドを見据えるにあたってガスリーは、アルファタウリのAT03が空力の分野において現在相対的に弱みがあることを考え、慎重な姿勢をとっている。
「僕はこのコースのよさをよく分かっている。超高速で、一部のセクションではマシンから信じられないようなフィーリングが味わえる。特にマゴッツとべケッツでね」
「でもどのようにうまくやっていくか考えなければならないだろう。正直に言って、僕たちのマシンを評価すると空力が少々不足しているし、一筋縄ではいかない週末に対処しなければならないと予想できるからね」
「現在のパッケージから最大限の力を引き出すために、今もできることはすべてやっている。その一方でもうすぐ投入されるいくつかのアップグレードを待っているところだ」
「今はどんなチャンスが訪れようとも、それをつかめるよう準備をしなければならない。たとえ理論上ではシルバーストンが僕たちにとってトリッキーなところであってもね」
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