フロントロウは狙えたはず……! ハミルトン、間の悪い雨でラストアタック不発
メルセデスのルイス・ハミルトンは、母国レースのF1イギリスGP予選で5番手となったが、最後のアタックに向かう前まで、フロントロウを争うことができると感じていたという。
アップデートの影響もあり、週末を通して好調をキープしていたメルセデス。ウエットコンディションとなった予選でも、順調にQ3まで進出した。
Q3の時点では雨も小ぶりとなり、レーシングラインは徐々に乾いていった。そのためドライバーたちは、少しでも有利な路面コンディションでアタックすべく、最後まで走り続ければならなかった。通常ならアタックした後にバッテリーを充電し、タイヤを冷やすためのチャージラップを挟むが、ウエットコンディションでは各車が連続周回でタイムを上げていった。
ハミルトンはQ3最後の1周でパワーが高いエンジンモードでアタックするため準備をしていたが、そのタイミングで雨が強まってしまったのだという。
「雨の中、僕たちはフロントロウを争っていた。最後から2周目まではずっと上位にいたんだけど、バックオフして最終ラップを待つように言われたんだ。その時に雨が降ってきてしまった。だからちょっと残念だったね」
そうハミルトンは予選を振り返った。
「最終ラップのためにもっとレーシーなパワーモードにして、バッテリーをチャージしたりしたかったんだけど、そうしているうちに雨が少し強くなってしまったんだ」
「素晴らしい観衆の前だったし、突然良い感触を掴めて戦いに加われたから、本当に希望を抱いていたんだ。0.02秒差で2番手につけていたりしたから、もっと速く走れると思っていた」
「コンマ2秒差だったから、次のラップで頑張ろうと思っていたけど、そうはいかなかった。クールダウンラップでタイヤの温度が下がりすぎてしまったんだ」
ハミルトンは、レッドブルやフェラーリを相手に優勝争いをするのは難しいと考えているようだが、楽観的な姿勢を崩していない。
「明日は少し難しくなるけど、それでも僕たちはいいレースカーを持っているし、作業を続けていくよ」と彼は語った。
「もちろん、最悪のスタート位置ではないし、今までのレースならそれで満足だっただろう」
「でも(母国の)イギリスGPなんだから、それ以上のものを期待するのは当然だ。まだ途中だけど、僕たちは前進しているんだ。明日は何か特別なことを成し遂げたい」
「優勝を目指してチャレンジできるとは思わない。レッドブルはドライではとても速くて、ストレートでも高速コーナーでもバウンドがない。僕たちがバウンドしているところでバウンドしていないから、特にコーナーで引き離されてしまうんだ」
「レースペースは昨日より少し良くなっているけど、まだ彼らの方が少し上だと思う。でもどうなるか見てみよう。前戦に比べれば、もう少しペースが上がっていることを期待しているし、もしそうなっていて、それをキープすることができれば、何とか前進できるだろう。だから明日はアグレッシブに攻めるつもりだ」
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