リカルドの”かなり悲しい”F1イギリスGP。DRSトラブルと原因不明のグリップ不足による無得点に肩落とす

 

 マクラーレンのダニエル・リカルドは、F1イギリスGPでのDRSトラブルにより入賞の機会を失ったが、根本的なレースペースも不足していたと明らかにした。
 リカルドはウエットコンディションの中行なわれた予選セッションで14番手と沈んだが、決勝レースの1周目に発生した多重クラッシュで3台がリタイアしたことで、赤旗再開後は12番手からスタートを切った。
【動画】F1イギリスGPスタート直後に起きた、戦慄のクラッシュ
 序盤は入賞圏内の10番手にまで順位を上げ、20周目に1回目のピットインを行ないハードタイヤに交換。13番手でコースに復帰した。
 しかしその後リカルドのマシンにDRSトラブルが発生。ハードタイヤでロングスティントを走ることを狙ったが、32周目にDRSの修理のため2度目のピットインを強いられた。
 これによりリカルドは周回遅れとなり、終盤のセーフティカー出動でラップダウンではなくなったものの、それ以上順位をあげることはできず13位でチェッカーを受けた。
 イギリスGPを完走したのは14名。リカルドは最下位からひとつ上という結果だった。
 リカルドはイギリスGPの決勝日を「かなり悲しい一日だった」と振り返った。
「レースが再開されると、すぐにグリップに悩まされた」とリカルドは言う。
「シンプルに、他のドライバーと同じレベルのグリップで走れるとは思えなかったし、ドンドンひどくなっていって、どうすることもできなかった」
「それが僕らのレースペースだったみたいだ。正直何か少し調子が悪かった」
「ターン6を周った、もしくはそこでブレーキングした時、マシンが暴れたのを覚えている。パンクしたのかと思ってリヤタイヤに目をやったら、DRSが開いていたんだ」

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