フェラーリパワー強すぎ……! ハミルトン、スプリントでハース抜きあぐね「楽しいレースじゃなかった」と語る

 

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1第11戦オーストリアGPのスプリントで8番手。接触を2度経験し、ペースに劣る相手を抜きあぐねる苦しい展開となった。
 ハミルトンは金曜日の予選Q3中盤でクラッシュ。フェラーリ勢やレッドブル勢に迫らんとするペースを見せていたものの、Q3序盤はラップ中断でまともなタイムが出せていなかったことから予選順位は10番手と沈んだ。
 その後レッドブルのセルジオ・ペレスのタイム抹消によりひとつ繰り上げとなったことで、ハミルトンは9番手からスプリントをスタートした。
 決勝レースに向けて好位置を確保しようと臨んだスプリントだったが、後方から好ダッシュを見せ、右側からハミルトンを抜きにかかったピエール・ガスリー(アルファタウリ)と接触した。
 幸いタイヤ同士が当たったことで大きな損傷はなかったものの、ハミルトンはターン3にかけて今度はペレスと接触。ただ、3台ともレースを続行することができた。
 この接触について尋ねられたハミルトンは次のように語った。
「僕はホイールスピンが多くて、周りのマシンに囲まれていたんだ」
「それでピエールが僕に寄せてきて、僕は行き場を失った」
 ペレスとの接触については「同じように、とてもラッキーだった。完走できたことを嬉しく思っているし、1ポイントを掴んだんだ!」と語っている。
 ハミルトンは接触の後、マシンの感触は良くなかったと認めている。
「ステアリングに何か問題がある」とハミルトンは言う。
「おそらく、コーナーウェイトが外れているんだろう。右フロントが大きくトーインしているとか、そんな感じだね」

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