超短期決戦! 雨の富士予選で3番グリッド確保の野尻智紀は何を考えていた?

 

 富士スピードウェイで行なわれたスーパーフォーミュラ第6戦の予選は、不安定な天候を鑑みて通常のノックアウト予選ではなく30分の計時予選として行なわれたが、結果的にこれが戦略面で非常に難しい展開を生み出した。
 30分間で最も速いタイムを出した者がポールポジションとなるこの”計時”予選方式だが、大勢は序盤数分で決すると多くのチームが考えていた。というのも、セッションが進むにつれて雨量が増えていくという予報だったからだ。そのため、出来るだけ早いタイミングでタイムを出すべく、各車が予選スタートと共にコースへなだれ込んだ。
 実際、開始6分で最初の赤旗が出されてからはコンディションは悪化していく一方で、ほとんどのドライバーが序盤のタイムを更新できないまま予選が終了した。そんな中、序盤の1〜2周でうまくタイムをまとめた関口雄飛(carenex …読み続ける

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