2022年F1第12戦フランスGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)
2022年F1第12戦フランスGP決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、カルロス・サインツ(フェラーリ)だ。
■スクーデリア・フェラーリ
カルロス・サインツ 決勝=5位
ハードなレースだったが、オーバーテイクを繰り返してポジションを上げていくのは楽しかった。ハードタイヤで順位を上げるのは簡単ではなかったけれど、ミディアムに換えると、ペースが大幅に改善し、いい動きができた。
今日は全力を尽くしたよ。ピットストップでペナルティを受け、少し不運だったが、最終的に上位で戦うことができた。
いつもどおり、この数日のすべての要素を見直して、改善可能な箇所を見つけて、サマーブレイク前にもっと良い結果を持ち帰りたい。
(リタイアした)シャルル(・ルクレール)は素晴らしいレースをしていただけに残念だった。皆で努力し続けよう。
(フェラーリの戦略について聞かれ)今年、チームは戦略に関してとても良い仕事をしていると思う。ピットストップウィンドウにおいて他のチームがやるようなことでも、フェラーリがすると強い批判を受ける。戦略に関して難しい瞬間があるたびに、僕たちは話し合いをしている。人が言うような悲惨な状態ではない。僕たちは議論をするのが好きだし、オープンに話をしているだけだ。
(バトルの大事な場面でピットインを指示されたことと、2回ストップの判断について聞かれ)確かにあの時はオーバーテイクの真っ最中だった。ピットインして、また順位を上げていくとして、あの周が正しいタイミングだとは僕は思っていなかった。あの時は、リスクを取って、ステイアウトし、タイヤがどうなるのか様子を見ていく方がいいと思ったんだ。僕は3番手に上がったばかりで、表彰台が見えていたから、このタイヤが最後まで持てば、表彰台でフィニッシュできると思った。
でも実際どうなるかは分からない。それはそう感じただけだ。チームの方がPCでデータをたくさん持っていて、分析する数値も手元にたっぷりある。だから、彼らがその決断を下したなら、それが最善の意図と最善の精神を持って決断したのだと、僕は100パーセント確信している。
■オラクル・レッドブル・レーシング
セルジオ・ペレス 決勝=4位
今日のレースは難しかった。ペースが足りず、残念ながら目指していた表彰台に上ることができなかった。タイヤマネジメントに苦労し、その問題をうまく解決することができなかった。
ジョージとは激しく戦ったが、良いバトルだったよ。1-2を飾るためにプッシュしたかったけれど、メルセデスは強力で、彼らをオーバーテイクするのは難しかった。いくつか分析すべき問題がある。次のハンガリーではペースを取り戻し、より強くなって戦いたい。
(バーチャル・セーフティカーについて語り)正直言って、バーチャル・セーフティカーがリザルトの妨げになったことが残念だ。そんなことがあってはならないのに、今日はそれが起きた。(最初の「VSCエンディング」のメッセージが)完全に誤りだったんだ。ターン9立ち上がりで終わると言われていたのに、終わったのはターン12の出口だった。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ジョージ・ラッセル 決勝=3位
長く、タフなレースだった。ペースは強力だったけれど、リスタートでタイヤのウォームアップにとても苦労した。チェコ(ペレス)は本当に強かった。チェッカーフラッグを受けることができ、しかも3位を獲得できてうれしい。
僕たちは大きく進歩したけれど、予選でのパフォーマンスについては一貫性が欠けているので、向上を図る必要がある。それに、タイヤのウォームアップでも苦労していて、今日のリスタートでもその問題に直面した。
今日のレースペースはまずまずで、トップに近づきつつある。マシンのパフォーマンスを改善するため、全力を尽くしていく。正しい方向に進んでいると信じているから、今後のレースが何をもたらしてくれるのか、楽しみだ。進歩しつつあり、これからさらに向上していけるだろう。ブラックリーとブリックスワースのファクトリーで、努力し献身的に作業に取り組んでくれている皆に感謝したい。
(バーチャル・セーフティカー明けのリスタートについて語り)それが僕にとって大きなチャンスになると分かっていた。チェコにはVSCの間、乱れが見えたので、完璧なタイミングで仕掛ければ、前に出るチャンスがあると思ったんだ。僕が加速し始めた時、彼はまだデルタタイムを守るためにブレーキを踏んでいたので、オーバーテイクを仕掛けることができた。チャンスを見つけて、つかみに行った。前に出た時には最高の気分だったよ。その前にオーバーテイクを仕掛けたときにはポジションを維持できなくてがっかりしていたからね。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=2位
週末を通して、トップチームに大きく離されていたこと、(若手ドライバーテスト規則により)FP1を走らなかったことを考えると、素晴らしいリザルトだ。2位とか表彰台をかけて戦えるとは予想していなかった。チームにとってすごい結果だよ。
僕たちのチームは高い信頼性を達成している。献身的な努力と集中力によって、少しずつ上位に近づけていけるということの証明だ。まだトップの2チームほどのペースはないけれど、今日は彼らのうちの一台を抑えきることができた。懸命に努力し続けている皆にとって良い結果になったよ。
サーキットの現場で働いているスタッフ、ファクトリーで作業しているスタッフに、心からおめでとうと言いたい。彼らなしではこのような結果は実現しなかった。皆のことを誇りに思うよ。ジョージも最高の仕事をしてくれた。
(レース後のインタビューで語り)最高の気分だけれど、少し脱水気味だった。ドリンクボトルが壊れていたんだ。普段、レース中に飲まないんだけど、今年初めて飲もうとしたら、何も出てこなかった。
■オラクル・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=優勝
スタートからとてもペースが良かった。ただ、他車の後ろを走ったことでタイヤがかなりオーバーヒートして、仕掛けることができなかった。それでも冷静さを保ち、前についていった。
シャルルのことはとても不運だったね。彼が無事でよかったよ。お互いにマシンがとても速かったから、(シャルルがリタイアしていなければ)すごく楽しいレースになったはずなのにね。
その後は自分自身のレースに集中し、タイヤを労わって走った。ここはピットレーンがとても長いから、もう1回ピットストップをすることはできなかったんだ。
素晴らしい一日だったけれど、まだたくさんのレースが残っている。僕はいつも最大のポイントを獲得することを目指している。戦いはまだまだこれからだ。
(レース後の会見で語り)彼(ルクレール)はもっと速いと思っていた。彼についていくのは難しいと予想していたんだ。でもレースが始まるとすぐに、僕たちのバランスは悪くないのだと分かった。今日の僕たちはかなり強力だったと思う。それを確認できてよかった。それでも彼ら(フェラーリ)のマシンはとても速かったけどね。
大きなポイントリードを築いたが、これからたくさんのことが起こり得る。だから集中していきたい。もっと良い結果を積み重ねる必要があるし、1ラップペースを向上させなければならない。2台のマシンパフォーマンスを見ると、今のポイント差は本来のギャップよりも少し大きいと思う。
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