WMSC、F1ポーパシング対策のフロア規則変更を承認。ロールフープも変更し、安全性のさらなる向上へ

 

 2022年のF1マシンは、テクニカルレギュレーションの変更によりグラウンド・エフェクトカーとなったため、マシンのフロア下で発生するダウンフォース量の増減に伴いマシン全体が激しく上下動するポーパシングに見舞われてきた。
 多くのチームがこの影響を受けたが、特にメルセデスは大いに苦しめられ、安全性の面でも変更を求める声が上がった。しかしその一方で、あまりポーパシングに悩まされていないチームからは、安全性の問題はないとして、レギュレーションを変更することには反対する意見も噴出した。
 この件については長く議論が行なわれてきたが、8月16日に開催されたFIAの世界モータースポーツ評議会(WMSC)で、変更が承認されることになった。
 今月末に開催される後半戦初戦となるベルギーGPからは、FIAはマシンの上下動を監視し、フロアの強化とスキッドプレートの剛性に関する変更が加えられる予定になっている。
 また2023年からは、フロアの端の高さが15mm引き上げられ、さらにディフューザーが立ち上がる部分の高さも引き上げられる。さらにエッジ部分の強度も高められる。
 FIAはまた、ポーパシングを監視するためセンサーを追加して実装することになるが、「チームのメカニカル・コンポーネントのデザインに対する影響を回避」する方法で実装することになると主張している。

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