エスパルガロ兄、スプリントレース実施に不満爆発「コースに出る時間は変わらない? 馬鹿げてるよ」

 

 MotoGPはオーストリアGP2日目に記者会見を実施し、2023年シーズンからMotoGPクラスのレースフォーマット変更を発表。新たにスプリントレースの実施を明かしたが、ライダーのアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)はMotoGP側の見解に厳しい意見を表明している。
 今回発表されたスプリントレースは、2023年からMotoGPクラスの全グランプリで実施が予定されている。MotoGPはこのフォーマット変更で、土曜日にも観客に対してエキサイティングなトラックアクションを提供できると考えている。
 こうしたアイデアが発表前に明らかになった際、実際に走ることになるライダー側からは様々な意見が寄せられた。その中でエスパルガロはスプリントレースがチャンピオンシップにとって間違ったものだと感じていると考えを述べていた。
 そしてスプリントレース実施が正式に発表されたあと、エスパルガロは改めてこのフォーマット変更を批判している。
 彼はスプリントレースが追加されても、”ライダーがコースに出る時間は変わらない”というIRTA(国際ロードレーシングチーム協会)のエルベ・ポンシャラル会長の言葉に反発しており、そういった考え方は馬鹿げていると語った
「チャンピオンシップを運営する人たちが、ショーにとって、そしてこのシリーズの人気にとってベストだと思うことを考えているんだとは思う」
「でも僕はこのアイデアには共感できない。もちろん私見だけどね。僕はこれでは解決策にはならないと思うんだ。リスクが高すぎると思う」
「MotoGPで(スプリントレースを含めて)44回のスタートを切るというのは、多すぎるよ。運営する側はトラックに出る時間は同じだと、何も変わらないと言うけど、そんなのは馬鹿げている」
「FP4と、ポイント獲得のかかったレースが同じワケがないだろう」
「でもチャンピオンシップに適応する必要があるし、やってみるよ。彼らが望んだモノに、僕らも適応しなくちゃならない。それが良い解決策なんだろう」
 またエスパルガロは記者会見で述べられたことに関して、不満はあると認めつつ、今は黙って目の前のやるべきことに集中していくと語った。
「プレスカンファレンスでは気に入らないこともたくさんあった。でも黙っていようと思う」
「今週末はまだすべきことがたくさん残っているんだ。(イギリスGPのクラッシュで骨折した)踵もかなり痛みがあるしね。だからリラックスして過ごしていたいんだ」
 
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