後半戦開幕! FP1はフェラーリ1-2も勢力図は未知数? 角田裕毅は8番手|F1第14戦ベルギーGP
2022年シーズンの再開を告げるF1第14戦ベルギーGPが開幕。フリー走行1回目では、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)がトップタイムを記録した。
舞台は伝統のスパ・フランコルシャン。今季はコースが全面的に改修され、路面の再舗装やバリアの変更による安全向上が行なわれている。
FP1は気温17度、路面温度21度というコンディションの中、セッションがスタート。黒雲がサーキット上空を覆う中、開始と共にコースへ出たドライバーは1セット目にダンプコンディション用のインターミディエイトタイヤを選択していたが、路面は完全に乾いた状態にあるとして、数周と走らずにスリックタイヤへ切り替えていった。
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ソフトタイヤに切り替え1分47秒456をマークし、まずはタイムシートのトップに浮上。その後ろにはハードタイヤを履くチームメイトのセルジオ・ペレスやフェラーリ勢、ミディアムタイヤのジョージ・ラッセル(メルセデス)らが続いた。
各ドライバーが周回を重ねる中で、エステバン・オコン(アルピーヌ)とバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)にはマシントラブルが発生。特にボッタスは2周を走っただけでトラブルが発生し、高馬に上げられたマシンにメカニックが大規模な作業を行なっていた。
セッション折返しを前に一度ピットへ戻っていた多くのドライバーは、多くがソフトタイヤを履いて再びコースイン。プッシュラップでのパフォーマンス測定を開始した。
サインツJr.(フェラーリ)が1分46秒538でフェルスタッペンのタイムを上回り、各ドライバーもタイム計測を行なったが、ターン1からの立ち上がりでケビン・マグヌッセン(ハース)のマシンがストップ。これにより赤旗が提示されることとなった。
マシンは漏電の可能性があるとして、マグヌッセンはマシンからジャンプして脱出したが、チームメカニックの手が必要なマシン回収となったことで、セッション再開時の残り時間は10分を切っていた。
加えて、再開から程なくしてサーキットには雨が降り始め、スリックタイヤでコースへ出ていったドライバーはピットインを余儀なくされた。インターミディエイトタイヤへ切り替えるドライバーが多い中、ルクレールはミディアムタイヤのままステイアウトを続けていた。
しかしその中でタイムアップを果たせるドライバーはおらず、サインツJr.が赤旗前に記録したタイムがトップタイム。ルクレールが2番手で続き、周回数が少なかったフェルスタッペンが3番手となった。
4番手にラッセルが続き、その後ろにランス・ストロール(アストンマーチン)とアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、ダニエル・リカルド(マクラーレン)。その後ろ角田裕毅(アルファタウリ)がルイス・ハミルトン(メルセデス)とペレスを上回る形で8番手となった。
なお、今回アルファタウリからF1公式セッションデビューとなったリアム・ローソンは19番手だった。
赤旗と降雨により多くのドライバーが満足のいく走行が行なえなかったことで、勢力図は未知数だ。現地金曜日の午後に予定されているフリー走行2回目も降雨が予報されており、2日目以降に勢”どんでん返し”が起こる可能性もあるだろう。
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