21年Moto2王者ガードナー、わずか1年でシート喪失……「プロとして十分ではない」のKTM評価に憤り

 

 現在テック3・KTMからMotoGPに参戦中のレミー・ガードナーは、今季限りでそのシートを喪失することになったと認めているが、彼はKTM側の”プロとして十分ではない”という評価に憤りを感じている。
 KTM陣営は2023年シーズンに向けたライダーラインアップを確定させつつあり、6月にはファクトリーチームにジャック・ミラーが加入すること、8月にはテック3のライダーとして、ポル・エスパルガロが加入することを発表。これで残るシートはテック3のひと枠のみとなった。
 現テック3のラウル・フェルナンデスはRNFへの移籍が決定している一方で、レミー・ガードナーはそれ以前から残留が難しいのではないかと見られていた。
 そうした憶測は正しかったようで、ガードナーはオーストリアGPの際にKTMから”お荷物”だとみなされていることが伝えられたと、第14戦サンマリノGPで明かした。
 ガードナーは昨年のMoto2王者としてMotoGPクラスにステップアップ。ここまで9ポイントを獲得しており、これはチームメイトのフェルナンデスよりも優れた成績となっている。しかしKTM側から”プロフェッショナルとして十分ではない”と評価され、1年でMotoGPクラスのシートを失うことになってしまった。彼はメディアに対し、この決定に「心を砕かれた」と語っている。
 サンマリノGPでmotorsport.comの姉妹媒体であるAutosportの独占取材に応えたガードナーは、KTMのマシンに適応しようとする自身の努力が、KTM側からは決して”十分”とは映らないのだと話した。
 将来に関して尋ねられたガードナーは「来年、僕はここには居ないだろう。ノーだ」と答えた。
「僕は”プロフェッショナルとして十分じゃない”と言われたんだ。(KTMからは)何の説明もなかった」
「怪我やいろいろなことから、大変な時期を過ごしてきたけど、厳しい仕事もたくさんこなしてきたんだ」
「でもそうだね。よくわからないけど、それで十分だとは決して見られていなかったということみたいだ」
「僕はMotoGPで常に100%の力を注いできたし、モチベーションを上げてプッシュしてトライし続けていた。僕自身、前進していると感じられていたんだ」
「それで、オーストリア戦に入ると土曜午後に『すまない。来年君をここで迎えることはできない』と伝えられたんだよ」

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