メルセデス、スパより大きく前進も、苦悩もあり? ハミルトン「今年のマシンは気分にムラがあるみたい……」

 

 F1オランダGPの予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは、ポールポジションのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)から0.3秒遅れの4番グリッドにつけた。
 ただハミルトンは、今季マシンW13はいずれのレースでもどのように振る舞うか分からないと語り、「気分にムラがあるみたいだ」と表現した。
 ベルギーGPの予選ではフェルスタッペンに1.8秒もの大差をつけられたハミルトン。決勝でも、1周目にアルピーヌのフェルナンド・アロンソと接触し、リタイアに終わるなど厳しい1戦となった。
 しかし今回のオランダGPでは復調の兆しを見せ、1周の長さを考慮したとしても、フェルスタッペンとの差を大きく縮めた感がある。
 マシンの反応が、スパでのように悪くならないことを願っているかと尋ねられたハミルトンは、motorsport.comに対して次のように語った。
「でも、次のレースでクルマが良くなるか悪くなるか分からない。やってきて、どうなるかを見るしかないんだ」
 そうハミルトンは語る。
「気分が移り変わってしまうようなモノだ。まるで人間の感情みたいだよ。ベッドのどっち側から起きるのか日によって分からない……そんな感じだ」
 ただハミルトンは、チームのエンジニアはスパで苦戦した理由を「はるかに良く理解」しており、「別の方法を採ることができたかもしれない」部分があったと語る。
「僕らはレースごとに、最善の準備を確実にできるようにしている」
 そうハミルトンは語った。
「しかし基本的に、こういうタイプのコースでは、マシンをコース上に乗せるだけで、車高やあらゆる種類のモノが、はるかにうまく機能する」
 チーム代表のトト・ウルフによれば、ハミルトンはQ3最終アタックで、セルジオ・ペレス(レッドブル)がスピンした影響で減速しなければならなかったという。そしてもしアタックを完了できていれば、フェルスタッペンとの差は0.1秒程度だったと計算しているようだ。
 そのウルフ代表は、スパで苦戦したことにより「最大の手がかり」を手にできたと振り返る。
「我々は多くのことを理解しており、スパで学習したことに基づけば、今回はより良いレースになるだろうと予測した」
 そうウルフ代表はいう。
「我々はすぐ近くにいる。予選で競争力のあるマシンを持っていたと思う。そしてフリー走行からでも見られるように、レースでも速いマシンのようだ。予測は的中した」
「我々はこれを、前進させる必要がある。これまでも話してきたように、これは科学的な観点から見ている。我々にとって、進むべき正しい道はどれなのか? 現在のコンセプトにとって、それは何を意味するのか? そういうことをね」
「私はゆっくりと明確にしていくよりも、混乱してでも素早く解決できた方がいいと思っている」
 
Read …読み続ける

F1&雑談
小説
開発
静岡

小説やプログラムの宣伝
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです