アイツらの走りヤバくない? ミラー、サンマリノ決勝で爆速ラストラップのふたりにビビる

 

 MotoGP第14戦サンマリノGPはドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤ、そしてエネア・バスティアニーニ(グレシーニ)とドゥカティ陣営同士の激しい優勝争いが展開された。ジャック・ミラーは、チームメイトらのハイペースなバトルには”ビビらされた”と語っている。
 ミラーはサンマリノGPで4年ぶりのポールポジションを獲得したが、レースではわずか2周目に転倒を喫してしまい、優勝争いからは脱落。最終的に18位でのフィニッシュとなった。
 チャンスを逃してしまったようにも見えるが、ミラーは今回のバニャイヤとバスティアニーニがどれだけ速かったかを考えれば、勝利は厳しかったのではないかという考えを持っているようだ。
「誤解はしないでほしいんだけど、勝つつもりだったとか、そういったことは言いたくない」
「先頭を走っていたあの2人は……ラストラップを見たら正直なところビビらされたよ。だって27周のレースの27周目に1分31秒9、1分31秒8で来ているんだから、それは印象的だろう」
「僕のポールタイムと同じなんだ。彼らはそれだけプッシュしていた」
「こういっためちゃめちゃなペースを見ても、ふたりがとても上手く走っていた事が分かる」
「だからチャンスを逃したがどうかは、考えないほうが良いね」
 なお自身のクラッシュに関しては、ターン3の立ち上がりがワイドになったことで、ターン4のブレーキングゾーンに向けて十分に減速しきる事ができなかったと、ミラーは説明している。
「彼らから逃げようと、少なくとも先頭集団を分断することを目指して、最初からプッシュしていたんだ」
「順調に進んでいて、2周目をスタートさせたんだ」
「ターン3に向けて、少しワイドに膨らんでしまったんだけど、あまり気にしていなかった。最初の数ラップは思うように減速させられない部分だからね。でもターン4でツケを払うことになった」
「縁石から大きくハズレてしまったんだ。週末を通じて通常なら、エイペックスを滑らせていたんだけど、(レースでは)縁石から外れてしまった」
「限界ギリギリなのは分かっていた。それで転倒してしまったんだ」
「バイクを立ち上がらせて走り続けたけど、リヤブレーキが無かった。こうしたモンスターバイクをリヤブレーキもなく、ウイングも片方欠けている状態で走らせるのはちょっと大変なことだった」
「でも諦めずに、最後までプッシュし続けた。バイクは良いフィーリングだったし、グリップも良かった。だからこそ悔しさがあるんだけどね」
 
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