フェラーリ代表、角田裕毅を”津波”と表現した発言を謝罪「彼とは親しい。悪意があったわけじゃない」

 

 フェラーリF1のマッティア・ビノット代表は、F1第15戦オランダGPでリタイアとなった角田裕毅(アルファタウリ)に関して、適切ではない表現を使ってしまったと謝罪した。
 角田はオランダGPでポイントを争っていたが、レースも終盤に差し掛かろうという頃、2度目のピットストップ後に”タイヤが正常に装着されていない”と訴え、マシンをコース脇に停止させた。ただチーム側からタイヤはしっかりと装着されているとの報告を受け、角田はマシンをコースに戻し、低速でピットまでマシンを走らせた。そこで改めてタイヤを交換し、レースに戻った角田だったが、彼は再び問題を報告。チーム側もマシンを停めるように指示を出し、今度こそコース脇にマシンを停めてリタイアとなった。
 角田のマシンが停まった結果バーチャル・セーフティカーが宣言され、メルセデスはこの影響を受け勝利を争うことができなくなってしまった。
 今回問題とされたのは、ビノット代表がイタリアのガゼッタ・デロ・スポルト紙のインタビューで、角田の事を”津波”と表現していたことだ(海外でも津波はそのままTSUNAMIとして使用されている)。
 しかし津波による多数の死傷者を出した東日本大震災の記憶も新しい今、ビノット代表の発言は波紋を呼ぶことになった。
 イタリアGPでビノット代表はこの発言について尋ねられると、躊躇なく謝罪した。
「確かに私は謝らなければならない」
「その言葉を使用したのは、私の間違いだった。何か悪意があったわけではない。そして彼とは親しいと正直思っている」
「角田は素晴らしいドライバーだと思うし、素晴らしい男だ。そして、私達はいい関係を築いているんだ。単なるジョークとしてそう呼んでしまったが、悪いジョークだった」
 
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