アレクサンダー・アルボン、虫垂炎の手術の後一時呼吸不全に陥る。幸いにもひと晩で回復。シンガポールには”念の為”デ・フリーズ再び帯同

 

 ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、土曜日の朝に体調を崩し、虫垂炎と診断され急遽手術を受けたが、術後「呼吸不全に繋がる合併症」に見舞われ、一時集中治療室に収容されていたという。幸いにもアルボンの症状はひと晩で回復し、火曜日には退院できる見込みだ。
 アルボンは虫垂炎を罹患したため、F1イタリアGPの土曜日以降の走行を担当することができず、代役としてニック・デ・フリーズがFP3から走行を担当。そのデ・フリーズは急遽のF1デビューとなったにもかかわらず安定した走りを披露し、9位入賞を果たした。
 ただアルボンは、虫垂炎の手術を受けた後、一時深刻な症状に見舞われていたようだ。月曜日(9月12日)にウイリアムズは声明を発表し、アルボンは術後に「呼吸不全に繋がる合併症」に苦しんでいたことを明らかにした。
「アレくサンダー・アルボンは、9月10日土曜日の朝に虫垂炎と診断され、治療を受けるためにサン・ヘラルド病院に入院した。彼は土曜日の昼に腹腔鏡手術を受け、これは成功した」
「術後、アレックスは予想外の麻酔合併症に見舞われ、呼吸不全を起こした。これは既知の症状であるものの、稀な合併症である。彼は再度挿管され、サポートを受けるため集中治療室に移された」
「彼はひと晩で素晴らしい回復を見せ、昨日(日曜日)の朝には人工呼吸器を外すことができた。彼は現在一般病棟に移され、明日(火曜日)に退院する予定だ。他の合併症はない」
 ウイリアムズは、アルボンが9月最終週に開催される予定のシンガポールGPで復帰できることを望んでいると付け加えた。
「アレックスは、今月末のシンガポールGPに向けて、回復と準備に全力を注いでいる」
「アレックスは、彼が受けた素晴らしいケアと支援について、サン・ヘラルド病院の看護と麻酔およびICUチーム、FIAのメディカルチーム、彼のパフォーマンスコーチであるパトリック・ハーディング、ウイリアムズ・レーシングとHINTSAパフォーマンスのルーク・ベネット博士に感謝している」
 なおアルボンが出走できない場合に備え、モンツァでF1デビューを果たしたニック・デ・フリーズはシンガポールGPにも帯同する予定だ。
 
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