エスパルガロ、転倒アリも最速タイムマーク。中上貴晶が4番手で上位食い込む|MotoGPアラゴンFP1
MotoGP第15戦アラゴンGPが9月16日から開幕。初日のフリー走行1回目が行なわれ、アプリリアのアレイシ・エスパルガロがトップタイムをマークした。
アラゴンGPでは、一部ライダーラインアップが変化。第14戦サンマリノGPで現役を引退したアンドレア・ドヴィツィオーゾ(RNFヤマハ)の代役として、ヤマハテストライダーのカル・クラッチローが参戦している。
また、右腕上腕骨の治療で欠場が続いていたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が復帰。約4ヵ月ぶりのグランプリ参加となった。
アラゴンGP初日の天候は晴れ。気温21℃、路面温度26℃のコンディションで行なわれたこのFP1だが、トップタイムを記録したのはタイトルを争うエスパルガロだった。
エスパルガロのマークしたトップタイムは1分48秒686。序盤の段階でこのタイムを記録し、以後の走行でこれが更新されることはなかった。
なおエスパルガロはセッション折り返しを過ぎた25分頃、最終コーナーで転倒。転倒直後には左膝を気にする素振りを見せていたが、メディカルセンターなどへ向かうこと無く、その後は再びコースへ向かった。
そしてセッション最後、エスパルガロはスタート練習でホールショットデバイスのトラブルに見舞われるなど、トップタイムをマークしつつも、締まらない終わり方となってしまった。
2番手タイム(+0.012秒)はフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)。4連勝で絶好調のバニャイヤも、序盤10分ほどで記録したタイムが自己ベストとなっている。
3番手(+0.089秒)に続いたのはスズキのアレックス・リンス。チームメイトのジョアン・ミルは、オーストリアGPで転倒を喫して左足首を負傷していたが、今戦から復帰。FP1はまだ肩慣らしと言った具合の、17番手タイムだ。
また、4番手には日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ/+0.176秒)が続いた。中上は2023年の契約更新が発表されたばかりだが、印象的な走りを見せてきた。
なお同じホンダ勢で復帰戦のマルケスは、FP1で周囲とさほど変わらない18周を走行。タイムは11番手(+0.521秒)で、ホンダ勢としては2番手となった。
ポイントリーダーのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は8番手タイム(+0.399秒)。9番手にはチームメイトのフランコ・モルビデリが続いている。
クラッチローは最終的に16番手タイム(+0.706秒)。1年ぶりのMotoGP参戦ながら、中団グループに食い込んでいる。
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