MotoGP復帰戦マルケス、初日8番手もレースに向けては慎重「2日目も、ロングランはしないつもり」

 

 レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、アラゴンGPでMotoGP復帰を果たしたが、まだ体調は万全ではなく、決勝は苦しむことになると彼は予想している。
 イタリアGP後に受けた右腕の手術の影響で、長く欠場が続いていたマルケス。しかしリハビリも順調に進み、イタリアGPから110日後のアラゴンGPで復帰を果たした。
 FP1で11番手だったマルケスは、FP2で約1.6秒タイムを改善し、総合8番手でアラゴンGP初日を終えている。
 右の上腕骨は完治しているものの、肩の筋肉はまだ回復に時間が必要なようで、マルケスは力が入らなくなるまでに何周連続で走れるかは分からないという。
「僕はロングランしていないし、明日もロングランはしないつもりだ」
 レースでの可能性について訊かれたマルケスはそう答えた。
「レースでのアドレナリンやそういったことで、レース距離を走れることを願っている」
「苦しむことは分かっている。でもそうなったら少しペースを落とせば、苦しみは減る」
「簡単なことだ。ペースを上げてプッシュすれば、フィジカル的にはより厳しくなる。自分の実力が足りないと分かれば、ペースを落とす。ル・マンとムジェロ(欠場前、最後の2戦)ではそうしていたんだ」
「すでにそういう風に戦っていたから、今回もそうするだけだ」
「今年終盤のレースで、体調が良い方向に向かい、最後まで100%のレベルで走れるかどうかを見ることになるだろう」
 身体的な限界はあるものの、マルケスは現代のMotoGPで”ただ冷静に走る”ということは”ビリになる”ことを意味するため、そうすることはできないと言う。
「明日、日曜日はどうなるか分からないし、23周の間どう反応するかも分からない」
 初日からトップ10に食い込む走りを見せたマルケスだが、決勝レースでより良い結果を得られると考えるかと訊かれ、次のように付け加えた。
「しかし今のMotoGPでは、静かにしていると最後尾になるんだ。タイムがいかに接近しているか分かるだろう。こうしてプッシュしていても、トップ10に入るのは難しいんだ」
「だから、僕は走っているんだ。いつも通りプッシュして、自分の限界を見つけ出そうとする。遅かれ早かれ、最初のクラッシュは起きるだろう。すぐにそれが起きるよりは、後の方が良い」
「でもそれは普通のことで、僕らの仕事の一部なんだ。まだ筋肉面でのリハビリを続ける必要があるけど、骨はすべて完璧だ」
 
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