ハミルトンのシーズン連続勝利記録は今年途切れるのか? しかし本人は意に介さず「僕は記録には興味がないんだ」
メルセデスのルイス・ハミルトンは、デビュー以来毎年最低でも1勝を挙げている。しかし今シーズンはここまで0勝であり、初の未勝利シーズンになってしまう可能性がある。しかしハミルトンは、毎年勝利しているという記録を続けることは、特に重要なことではないと考えているようだ。
ハミルトンは2007年にマクラーレンからF1デビュー。カナダGPでの初優勝を皮切りに、この年早くも4勝を挙げた。翌年以降も毎年勝利を重ね、特に現行のパワーユニットレギュレーションが導入された2014年以降は、驚異的なペースで勝利を重ねた。
最も勝利数が少なかったのは2013年。ただこの年はハンガリーで勝ったことで、連続勝利シーズンを継続することが成功した。
しかし今シーズンは、ハミルトンにとって最大のピンチである。第16戦いタリアGPを終えた段階で未勝利。レッドブルとフェラーリには大きく差をつけられているように見え、この先も勝利するのは簡単ではないように思える。しかも今シーズンは残り6戦である。
しかしこの記録の重要さについて尋ねられたハミルトンは、「僕にとっては全く重要ではない」と一蹴。それ以上に、メルセデスが復活するのを手助けすることに集中すると語る。
「2007年以来、毎年優勝するチャンスがあったことに感謝しているよ」
そうハミルトンは語った。
「今年もチャンスがあると信じている。まだいくつかレースが残っているからね。先頭争いに戻ることは、チームにとって本当に大きな目標だ」
ハミルトンの通算勝利数は103勝で、これは史上最多である。またシーズン連続勝利記録は、ミハエル・シューマッハーと同じ15シーズン連続である。
「僕は記録に集中しているわけではない。もちろん、今年も勝つことを目指しているけどね」
そうハミルトンは語った。
「でも僕は記録全般にあまり関心がない。記録は僕にとっては重要じゃないんだ」
シンガポールGPは、低速のストップ&ゴーのレイアウトであることを考えると、メルセデスが戦闘力を発揮する可能性はある。しかしその一方でバンピーな路面であるため、ポーパシングやバウンシングに悩まされてきたメルセデスの今季マシンW13にとっては厳しいコースとなるかもしれない。
ハミルトンは残りのレースについて、次のように語った。
「僕らのマシンが、どのサーキットで素晴らしいモノになるかは分からない」
「モンツァでマシンに乗った時は驚いた。マシンのフィーリングは、スパよりずっと良かったんだ」
「残りのレースは、ブダペストやザントフールトのように感じられることを、すごく期待している」
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