「レースペースはそんなに悪くない」長島哲太、MotoGP2戦目も学習と改善続ける
長島哲太はMotoGP第17戦タイGPの2日目の走行を終えて、レースペースはそれほど悪くないと考えている。
2020年までMoto2クラスに参戦していた長島は、シートを失ったあとはHRCのテストライダーに就任。2022年は鈴鹿8耐で優勝し、さらに先日行なわれた日本GPでは、ワイルドカードでMotoGPクラスに初参戦を果たした。
日本GPは転倒で終わった長島だったが、LCRホンダの中上貴晶が右手の手術が必要となりタイGP欠場……長島はその代役として白羽の矢が立ち、2回目のMotoGPに挑むことになった。
タイGP2日目の予選はQ1スタートとなり、Q1トップのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)から約1.2秒差の12番手で終了。Q2に進むような急激な活躍とはならなかったが、走行を通じてレギュラー勢とのギャップを縮めていた。
長島は2日目の走行が終了した後、レースペースは結構良いとして、中上のバイクでの走りだという点を踏まえると悪くないだろうと取材に対して語っている。
「レースペースはそれほど悪くないように思えます。トップや他のライダーから、そこまで離れていません」と、長島は言う。
「ですがまだ今の僕には”さらにプッシュする”といった部分など、学ぶべきことがあります。特にミシュランタイヤについてはそうですね」
「通常、テストではそうしたことはしていないからです。それはともかく、悪くはありませんでした」
「ミスをしているセクターなどはありますが、少し改善してきています」
「アタックも上手くまとめられていれば、もう少し前につけることができたかもしれません」
「全体として、フィーリングは悪くありません。セッションごとに改善できていますし、明日どうなるか様子を見てみましょう」
日本GPで走らせたマシンと、中上のマシンとの違いについて聞かれると彼は「かなり小さいですが違いがあります」と答えた。
「そんなに大きなものではありませんけどね。タカのバイクを使っていても、ライディングはできます。ただ他の人と走ることに適応する必要はありますね」
「普段、(テストでは)一人で走っていますし、やりたいように乗れます。オーバーテイクや色々なことを気にする必要はないんです」
「ですから(実戦では)少し違いを感じます。でもタカのバイクという点では、そんなに悪くないです。バイクを改善して、ライディングスタイルを変えるのもポジティブに考えています」
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