WRCニュージーランド|トヨタのロバンペラ、22歳最年少王者に輝く。故コリン・マクレーの27歳から大幅記録更新

 

 世界ラリー選手権(WRC)の第11戦ラリー・ニュージーランドが行なわれた。このイベントを制したのはトヨタのカッレ・ロバンペラで、最年少王者に輝く偉業を成し遂げた。
 グラベルラリーとなる今戦で、ロバンペラは初日、2日目こそヒョンデのオット・タナクや、トヨタ陣営のエルフィン・エバンスやセバスチャン・オジェに先行されていたものの、3日目SS9で一気に首位に立った。
 続くSSでもベストタイムを連発し、一気にアドバンテージを築き、オジェ、タナクを引き離した。
 最終日もロバンペラの好調は続き、オジェとタナクとのギャップをキープ。最終パワーステージでもベストタイムを記録して、今シーズン6勝目を果たした。2位はオジェ、3位はタナクだった。
 ロバンペラはランキング首位でラリー・ニュージーランドに挑んでいたが、パワーステージでの首位もあり2戦を残して今シーズンのドライバーズタイトル獲得を決定。競技3日目に22歳の誕生日を迎えたばかりの若獅子が、WRC史上最年少でチャンピオンとなった。
 なおこれまでの最年少記録は、1995年の故コリン・マクレーによる27歳109日。ロバンペラはその記録を、一気に5歳以上も更新したことになる。
 またトヨタのドライバーズタイトル獲得は、これで4年連続、通算8回目だ。
 今回のタイトル獲得に際し、ロバンペラは次のようにコメントを寄せた。
「今、大きな安堵感に浸っている。今年はとても良いシーズンを送っていたが、何戦か困難なラリーが続き、ようやくタイトルを獲得することができた」
「速くて信頼性の高いクルマを作ってくれたチームのみんなに感謝する。お陰で、純粋に運転を楽しむことができている。また、彼らは苦しい状況でも、いつも僕らを信じて支えてくれた。年齢のことはあまり考えていなかったが、それでもこのような結果を残せたのは特別なことだ」
「チャンピオンになることは、自分にとって唯一の目標だったので本当に嬉しい。実は、金曜日は今日よりも少しナーバスになっていて、戦うためにはハードに攻めなくてはならなかったけど、今日は、純粋に楽しんで走ることができた」
 
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