フェルスタッペンに戒告処分も、グリッド降格なし。日本GPのポールポジションが確定
F1日本GPの予選で最速タイムを記録したレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、Q3最初のアタックに入る直前にマクラーレンのランド・ノリスを妨害したとして審議対象となっていた。審議の結果、フェルスタッペンは今季最初の戒告処分を受けたが、グリッド降格などのペナルティは科されなかったため、決勝レースをポールポジションからスタートすることが決まった。
フェルスタッペンは日本GPの予選Q3最初のアタックに向け、鈴鹿サーキットの西ストレートでウィービングを行ない、130Rを越えたところで前との間隔を開けるために減速した。しかしそこにマクラーレンのランド・ノリスが接近。フェルスタッペンは加速しようとした際にコントロールを乱したため、ノリスがあわや激突寸前という状況となった。ノリスはコース外に逃れ、接触を回避。両者はそのままアタックに入ることになった。アタックラップ後、フェルスタッペンはインラップでノリスと並走し、手を上げて謝罪に意を示した。
この件に対しては審議対象となり、フェルスタッペンは17時にスチュワードに召喚された。ノリスも予選後のインタビューで、フェルスタッペンはペナルティを受けることになるだろうと語っていた。
しかし日本GPのレーススチュワードは、フェルスタッペンに戒告処分を下すに留めた。
フェルスタッペンはこれで、日本GPの決勝レースをポールポジションからスタートすることが確定。もし決勝レースで優勝し、ファステストラップも獲得することになれば、他車の結果に関係なく、今季のF1ドライバーズタイトルを決めることになる。
フェルスタッペンはスチュワードに対し、ノリスが自分の後にいて、オーバーテイクしようとしていたことに気づいていたが、自分が加速することで、先行させないようにしたと説明。しかしタイヤはまだ冷えていたため、加速時にマシンの挙動が乱れ、ノリスを邪魔することになってしまったと主張したようだ。
FIAは、裁定の理由について次のように説明している。
「ペナルティに関しては、これまでこのような違反は全て戒告処分となっているため、今回の場合も同様のペナルティが科される」
フェルスタッペンはスチュワードの聴取を受ける前に、前のマシンとの間に十分なスペースを開けるかどうかは、ノリス次第だったと語った。
「彼はシケインの入り口で、僕を抜きたいと思っていた。でも僕は加速していたんだ。ただ、タイヤがとても冷えていたから、ちょっとした(マシンの挙動を乱した)瞬間があった。それが、彼が僕を避けなければならなかった理由だ」
「もう少し敬意を払えば、みんなが並ぶことになると思う。最後のシケインで、追い抜こうとするような人はいなくなると思う」
「基本的には、僕を追い抜こうとしたから、今回のような問題が起きるんだ」
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