ダニエル・リカルド、2023年”F1離脱”を認める。「気持ちは2024年に向けて完全に集中している」

 

 現在マクラーレンからF1へ参戦しているダニエル・リカルド。彼は2023年シーズンにF1でのシートを確保する可能性がほとんなく、グリッドに並ぶことはないだろうと認めた。
 リカルドは2021年からマクラーレンへ加入。その年にはマクラーレンに9年ぶりの優勝をもたらしたが、全体的には苦戦が続いてきた。今シーズンはさらに厳しい状況が続き、前年以上にノリスに差をつけられてしまうことになった。これによりチームは、予定よりも1年早く契約を終了させることを決定。リカルドは今季限りでシートを失い、オスカー・ピアストリが後任として加入することになった。
 シーズン終盤となった日本GP時点でも、リカルドは来年のシートを確保できていない。日本GPではアルピーヌの一席にピエール・ガスリーが座ることが発表され、リカルドに残された可能性は、ウイリアムズとハースのみという状況だ。
 しかしウイリアムズはF2参戦中のローガン・サージェント、ハースはアントニオ・ジョビナッツィやニコ・ヒュルケンベルグが主な候補となっていると見られており、リカルドがシートを確保できる可能性は少ないと考えられている。
 リカルドはここ数週間、2023年を1年休暇に充てるか、あるいはいずれかのトップチームのリザーブドライバーとして過ごす可能性を検討してきた。ただメルセデスと話合いを持ったものの、同チームでリザーブ役を務めることはないと見られている。

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