ラティフィ、コース間違いの真相を釈明。「無線は誤解されてる。あれは僕の笑えるミスだった」

 

 F1第18戦日本GPのFP2で、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)はシケインの入り口を間違えるミスを犯してしまったが、当時の状況について改めて説明した。
 3年ぶり開催となった日本GP。2021年にF1デビューしたラティフィにとっては、F1マシンで初めて走る鈴鹿となった。初日は雨に見舞われ、ウエットで周回を重ねることになったが、ラティフィはFP2でシケイン入り口を間違えるミスを犯してしまった。
 彼はすぐにミスに気がついてマシンを止めると、元のコースに戻っていった。その際、彼の無線も放送され次のように語っていた。
「何が起こったのか分からない。マシンは本当に変だけど、とにかく僕はOKだ」
 このF1ドライバーでもコースを間違えるというシーンは話題のタネとなった。motorsport.comが当時の状況に関してラティフィに尋ねると、彼はコース間違いが自らのミスだったと認めた。ただ、国際映像で無線が流れたタイミングは遅れているため、実際よりも悪く見えてしまったとも彼は語っている。
 
「僕が”ちょっと変だ”と言った無線は、テレビで放送されたタイミングよりも少し遅かったんだ」
「あれ(コースミス)は完全に僕のミスだったけど、エンジニアから話しかけられていたんだ。もう1周することを考えていたんだけど、直前になってボックスに呼び戻された。それで下を向いてステアリングの操作をしていたんだ。それで見上げると、明らかに違った右コーナーだった」
「まだちゃんと周回していなくて、このトラックに慣れていなかった。曲がっても、正しいコーナーじゃないとはすぐには気が付かなかった。キツいコーナーだな、アンダーステアだなと思ったけど、そのまま進んだんだ」
「すぐに無線で『おい、何してんだ!』と言われた。それで僕は、曲がるところを間違えたことに気付いた。はるかに遅いコーナーだなと思ったけど、曲がるところが間違っていた。そういうことだったんだ」
「僕のミスだった。おかしなミスだったね。無線の内容はちょっと歪んで伝わってしまっているけどね」
 このミスはファンだけでは無く、トレーナーにもからかわれることになったようだが、ラティフィはそれも笑って流した。
 なおラティフィは日本GPの予選ではQ1敗退の最後尾20番手。Q2進出まではあと0.2秒だったが、フリー走行からの進歩には満足しているという。
「FP3から予選までの改善には満足だよ。ここは簡単なコースじゃないし、FP3では2周しかタイムを出していないからね」
「マシンのペースはトリッキーなところがある。特にハイスピードコーナーでだ。ただ僕らはストレートでかなり速い。だから明日、何台かのマシンについていくことができれば、面白いことができるかもしれない」
 
 
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