スタート時間の前倒しも可能だった……リカルド、F1に柔軟な対応求める「雨の日本GPから学べるモノはある」
レース開始直前からの降雨により大きくレース時間に影響が出たF1第18戦日本GP。これについてマクラーレンのダニエル・リカルドは、F1側はもっと柔軟な対応ができたと考えている。
鈴鹿サーキットを舞台に行なわれた日本GP。当初から日曜日は天候が不安定になると予想されていたが、スタート進行中に雨脚は強まり、定刻通り14時にレースが幕を開けた。
ただ、スタート後は大雨の影響もありアクシデントが多発……たった2周で赤旗が振られることとなった。
赤旗中断は2時間に渡り、レースの最大延長時間である3時間から残り40分というところで再開。チェッカーフラッグが振られるまでに全53周中28周を完了した。
周回数75%を完了しなかったものの、一時中断を含むレース終了となったことから入賞者にはフルポイントが与えられた。ただ、F1関係者の多くは雨天時のレースでも、どうしたらファンに喜んでもらえるかを検討している。
その中でリカルドからは、レース開始時間にもっと柔軟性を持たせ、雨の切れ間を縫ってより長くレースをすべきだとの提案がなされた。
リカルドはmotorsport.comの取材に対して次のように答えている。
「僕らはレースがしたいんだ」
「僕らが改善できるところは……今言うのは簡単だけど、この雨が来ることは分かっていた。2014年もそうだったね」
「1時間前倒しにしたら、最初の20周は稼げるだろうし、レースはできるだろう。そこは改善できるところだね。ここから学びを得て、トライしてみるんだ」
「テレビだったり、色々なモノがあるのは理解している。でも最終的に、僕らはレースがしたいんだ」
天候に応じてレースの開始時間が前倒しされるのは、インディカー・シリーズやNASCARなどアメリカのモータースポーツカテゴリーでは当たり前のこと。今年は既にモナコGPとシンガポールGPでも降雨によりレース開始時間が遅れ、フルタイムでレースを完了することができておらず、日本GPで今季3例目となる。
日本GPのレーススタート時、1周目の視界は極端に悪かったとドライバーたちは報告しており、その状況を振り返りリカルドは次のように語っている。
「ターン1に入ってすぐ、『うわっ! 雨量多すぎる』って思ったんだ。視界がかなり悪くて、オンボードカメラではそれが上手く表れている感じだね」
「でもその後、レースが再開されて嬉しかったよ。まさかああなるとはね」
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