1982年のロードレース世界選手権500ccクラス王者のフランコ・ウンチーニが、2022年シーズン限りでFIMのセーフティオフィサーを退任することが分かった。
　ウンチーニは2013年からFIMのセーフティオフィサーに就任し、安全面の“顔役”として同じく元GPライダーでレースディレクションのロリス・カピロッシと共に業務にあたってきた。
　そして現在67歳となったウンチーニが、今シーズン限りでセーフティオフィサーの職を退くことがmotorsport.comの調べで新たに判明した。
　なおFIMからの正式な発表は、11月4日にも行なわれると見られている。
　後任に関しては、モーターサイクルイベントの組織運営に豊富な経験を持つトメ・アルフォンソになると見られている。
　現在49歳のアルフォンソはスペインのハラマ・サーキットでトラックマーシャルとしてキャリアをスタートさせ、ドーハや、アラゴンでマネジメントに関わってきた経歴を持っている。
　2022年最終戦バレンシアGPの初日には、FIM会長のホルヘ・ビエガスや、ドルナのカルメロ・エスペレータCEOと共に会見が予定されており、そこで後任の発表も行なわれる予定となっている。
　ウンチーニは2016年にはMotoGPレジェンドとして殿堂入り。キャリアでは最高峰の500ccクラスで5勝、ポールポジション1回をマークしている。
 
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