レッドブル、ペレス援護のためフェルスタッペンがトウ提供。フロントロウ独占も、エンジントラブルで完璧とはいかず

 

 レッドブルは、マックス・フェルスタッペンが前戦サンパウロGP決勝でチームオーダーを拒否してから1週間後に開催されている最終戦アブダビGP予選で、フェルスタッペンにセルジオ・ペレスのアタックをサポートさせた。
 予選Q3でレッドブル勢は前後に並んで走り、フェルスタッペンが続くペレスに対してトウ(スリップストリーム)を与えることとなった。
 ただ、チームは2度のタイム計測両方でフェルスタッペンに牽引させる計画だったものの、1回目はマシントラブルにより、フェルスタッペンとペレスはそれぞれ単独での走行となってしまった。
 Q3が開始された際、フェルスタッペンの『RB18』に搭載されているエンジンが突如停止……マシンの再起動が必要となった。フェルスタッペンはピットボックスで頭を振り、先にコースへ出ることとなったペレスは無線でチーム側にフェルスタッペンの状況を確かめていた。
 単独走行となった計測1回目では、フェルスタッペンが暫定トップタイムをマークし、ペレスは3番手に。計測2回目ではトラブルもなくフェルスタッペンがペレスにトウを与え、フェルスタッペンが自身のトップタイムを更新し、ペレスもサポートにより2番手へとポジションを上げた。結果フェルスタッペンがポールポジションを獲得しペレスがこれに続いたことで、レッドブルは2018年メキシコGP以来となるフロントロウを独占した。
 フェルスタッペンとペレスが並んで走っていたことから、Q3ではペレスにトウを与えていたのではないかとフェルスタッペンに対して質問を投げかけると、マシントラブルがなければ両方の計測で行なうべきだったと認めた。
「週末に向けて、チェコ(編注:ペレスの愛称)に『先で走るか、後ろで走るか』という選択権をあげたんだ」
 フェルスタッペンは予選後の記者会見でそう説明した。
「彼は後ろを選んだし、予選でもそのつもりだった」
「1回目も僕は前を走る予定だったんだけど、全てが狂ってしまったよ。でも幸運にも、2回目は上手くいったね」

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