Wシリーズ絶対王者のチャドウィック、旧インディ・ライツで名門アンドレッティのシートをゲット

 

 Wシリーズで3度のチャンピオン経験を誇るジェイミー・チャドウィックは、2023年からインディNXT(旧インディ・ライツ)に参戦することが明らかとなった。
 チャドウィックは2019年に女性限定シングルシーターカテゴリーとして発足したWシリーズにおいて、過去開催された3シーズン全てでタイトルを獲得した絶対王者的存在。そんな彼女はインディNXTで、インディ・ライツ時代から数えて13年ぶりとなるフルタイム女性ドライバーとして戦うこととなった。これに伴い、Wシリーズからは離れる見込みだ。
 所属するチームはアンドレッティ・オートスポートで、DHLがスポンサードする28号車をドライブする。アンドレッティとは今年9月、フロリダにあるセブリング・インターナショナル・レースウェイでテストを実施していた。
 チームメイトは2022年のインディ・プロ2000王者のルイス・フォスターと、同年のインディ・ライツのルーキ・オブ・ザ・イヤーであるハンター・マッケリアという手強い若手ふたりだ。
 チャドウィックはウイリアムズF1の若手ドライバーアカデミーに所属しているが、来季も引き続き活動は継続される模様。これについては追って発表される予定だ。
 チャドウィックはインディNXT参戦に際して次のように語っている。
「2023年のインディNXTに、DHLのサポートの下でアンドレッティ・オートスポートから参戦できることを大変嬉しく思っています」
「私は常に自分自身に挑戦し、ドライバーとして成長を続けることを目指しています。今回のことは大きなステップアップというだけでなく、シングルシーターの最高峰カテゴリーで戦うという私の目標に向けた大きな一歩になります」
「アンドレッティ・オートスポートはこのスポーツにおいて他の追随を許さない存在であり、私がこの素晴らしい一流チームにさらなる成功をもたらすことができればと思っています。シーズン開始が待ちきれません」
 アンドレッティはここ数年、インディ・ライツで好成績を収めており、パトリシオ・オワードやカイル・カークウッドらをチャンピオンとして輩出。彼らはインディカー・シリーズにステップアップしている。
 チームのCEO兼チェアマンであるマイケル・アンドレッティは次のように述べた。
「アンドレッティ・オートスポートは2023年シーズンのインディNXTでDHLと共にジェイミーをサポートできることを誇りに思っている」
「ジェイミーの成功したキャリアがそれを物語っている。インディNXTシリーズは、ジェイミーが新しいタイプのレースで成長を続ける機会を与えてくれる」
「DHLは長年のチームパートナーであり、彼らのインディNXTへの参戦を歓迎するとともに、ジェイミーをチームに迎え入れられることに興奮している」
「我々はこれまで5人のインディNXTチャンピオンを輩出しており、今後も新しい才能を育てる役割を担っていくのが楽しみだ」
 
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