もっと独創的なF1マシンを! マクラーレンCEO、技術レギュレーションの緩和を進言「6輪だっていいじゃないか! 今は予算上限があるのだから……」

 

 F1は、ビッグチームが巨額の資金を湯水のように投入することを避け、チーム間のパフォーマンス差を縮めるべく、2021年から予算制限レギュレーションを投入。現在は、シーズン毎にその上限が段階的に下げられていっている。
 そうしたレギュレーションが導入された今、マクラーレンのザク・ブラウンCEOは自由なマシン開発を縛る技術レギュレーションの面でもう一歩踏み込むべきだと考えている。
 そして、”予算合戦”の危険がないのであれば、F1首脳陣は厳しい技術レギュレーションを緩和することを検討すべきだと進言した。
「予算制限がある以上、我々のレギュレーションは過剰だと思う」
 そうブラウンは言う。
「予算制限があるのなら、私は逆に(F1チームは)やりたいことをやればいいと思う。6輪にしたければ、6輪にすればいい。でも、そうするためにお金をかけないといけないんだ」
 ブラウンは、チームにもっと自由な発想を与えることが、F1に新たなアイデアをもたらし、マシンの見た目が変わるはずだと考えている。
「なぜレギュレーションがこれほどに厳しいのかは分からない」とブラウンは続ける。
「予算制限があるのなら、その範囲内で技術的な自由度があってもいいはずだ。そうすればより革新的で、よりリスキーになる。マシンもより違って見えてくるはずだ」

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