マシン改善を望むアルピーヌCEO、ガスリーに“テクニカルリーダー”の役割を期待「チームを新たなレベルへ導いてほしい」
アルピーヌのCEOを務めるローラン・ロッシは、ピエール・ガスリーがアルファタウリでの数シーズンでそうしていたように、新チームで「テクニカルリーダー」の役割を継続することを望んでいる。
アルピーヌはガスリーの才能によって、現在所属するドライバーのエステバン・オコンのスキルを補完し、チームを強化したいと考えている。チームが最終的にF1の中団から抜け出して、トップチームとの差を埋めるにあたって、ガスリーの経験は疑う余地のない財産だ。
アルファタウリでの数シーズンで、ガスリーは新人の角田裕毅をチームメイトに持ち、最初からチームのリーダーを務めた。彼はその期間にマシン開発において実践的なアプローチを取っていた。
ロッシは、新ドライバーとなるガスリーの経験がアルピーヌに恩恵をもたらすことを非常に喜んでいる。
「我々がマシン開発の継続にあたって必要としていることを彼がもたらしてくれることを願っている。なぜなら現時点で我々はまだほぼ中団にいるので、マシンをレベルアップする必要があるからだ」とロッシは語った。
「そのためには、速くてマシンのポテンシャルによってポイントを獲得できるだけでなく、次のレベルへと引き上げることができるドライバーが必要だ」
「つまり金曜日(フリー走行)にチームにフィードバックを与えることができ、マシンが改善されるようにチームを正しい方向へ導かなければいけないということだ。それがピエールのもたらしてくれるものだと我々は期待している」
「アルファタウリでは、彼は多くの意味でテクニカルリーダーだったと私は考えている。彼にその役目を継続してほしい。チームを成長させ、彼自身も我々とともに成長し、我々を新たなレベルへ導いてほしいと思う」
ガスリーはフルシーズンのグランプリドライバーとして、2023年で6シーズン目を迎えている。これまでガスリーはF1で3回表彰台に立っているが、いずれもアルファタウリでのことであり、彼のキャリアの最高点は、2020年にモンツァでF1初優勝を飾ったことだ。
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