”雪不足”のラリー・モンテカルロはなんか違う……ドライバーは対応求めるも、WRC「今年が異常だっただけ」

 

 世界ラリー選手権(WRC)の2023年開幕戦ラリー・モンテカルロが先日行なわれた。しかし今年は、このラリーの伝統とも言える雪や凍結路はほとんど見られず、ほぼドライコンディションでイベントが実施されることとなった。そのためドライバーからは、伝統を守るためにも、さらに北に移動してラリーを実施することを求める声が挙がった。
 と言うのも、ほとんど雪がないラリー・モンテカルロはこれで2年連続。2022年はシステロンのステージだけが雪と氷の影響を受けたが、今年はそのステージがスケジュールから外されたため、雪と氷とはほぼ無縁だった。
 ラリー主催者のモナコ自動車クラブは、昨年の第90回大会からサービスパークを北部のギャップからモンテカルロの港に移しており、その結果よりドライなコンディションでの走行が多いラリーになったとも言える。
 9回目のラリー・モンテカルロ制覇を成し遂げたセバスチャン・オジェ(トヨタ)は、ラリーをより北上させ、新たな挑戦を楽しむことを熱望している。
「昨年から行なっているような南部を中心としたラリーでは、残念ながらこのようなこと(雪や氷がないこと)が起こる可能性が大きいんだ」
「残念ながら、地球温暖化が進んでいることはみんな知っている。僕があの辺りの出身だからあまり言いたくないんだけど、みんなあのギャップ(以前のサービスパーク)が恋しいんだと思う。あそこだけじゃなくて、あの辺りは素晴らしいステージができる可能性があるんだ」
「もしかしたら、またそれが復活する可能性もあると聞いている。このラリーがもっとエキサイティングになることは間違いないし、ファンも僕らがコンディションと戦い、タイヤ選択で奮闘するのを見たいだろうね」

2022年のラリー・モンテカルロ。冬季に除雪がされなかったシステロンのみ、雪のステージに
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