レッドブルF1、3日にフォードとの提携を発表か。2026年から自社製パワーユニットをフォードの名称で使用との報道
レッドブル・レーシングは、2月3日に2023年発表会を行うが、その際にアメリカの大手自動車会社フォードとのF1エンジンに関するパートナーシップを発表するのではないかと、『BBC』をはじめとする一部メディアが報じている。
『BBC』によると、レッドブルとフォードの提携は、新しいパワーユニット(PU)規則が導入される2026年からスタートし、フォードはレッドブルが設計するパワーユニットの一部資金を提供するという。レッドブルがニューヨークで行うシーズンローンチイベントにおいて、この契約が発表される見通しであるということだ。
『The RACE』は、レッドブル・レーシングと姉妹チームであるアルファタウリが、2026年からフォードブランドのパワーユニットを搭載、ネーミングライツを獲得するフォードは資金と技術の提供を行うと伝えている。
ホンダが2021年末でF1活動を終了したため、レッドブルはパワーユニット部門レッドブル・パワートレインズを新設し、現在はホンダが設計したパワーユニットをHRCの技術支援を受けながら使用している。このサポート契約は2025年末まで結ばれている。
フォードがレッドブルとパワーユニットにおいて提携するため交渉を行っているといううわさは以前から『BBC』など一部メディアによって報じられており、今週木曜にはイタリアメディアが、契約がまとまったと伝えた。情報解禁前に誤って報道してしまい、記事はすぐさま取り下げられたといわれている。
フォードはコスワースエンジンによってF1で成功を収めた。コスワースDFVはF1で最も成功したエンジンのひとつといわれ、1960年代終わりから1980年代序盤まで活躍、F1チームのほとんどに供給していた年もある。フォードは2000年には、スチュワートを買収し、ジャガーの名称でワークスチームとしての活動をスタート。しかしジャガーは2004年をもって撤退、フォードはF1活動を終えた。この時、レッドブル社がジャガーを買収し、現在のレッドブル・レーシングを設立した。
レッドブルは、以前からパワーユニットに関して自動車会社と提携を結ぶことに前向きな姿勢を示しており、2022年にはポルシェとの交渉が契約がまとまる直前まで進んだが、最終的には破談となった。
『BBC』はフォードとの契約についてレッドブルへの取材を試みたが、コメントは得られなかったということだ。
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