アルファロメオが2023年型マシン『C43』を発表。ザウバーとの提携最終年はレッド×ブラックのカラーに
2月7日、アルファロメオF1チーム・ステークは、2023年型の新マシン『C43』を発表した。
2022年のアルファロメオは、メルセデスから移籍してきたベテランのバルテリ・ボッタスと、ルーキーの周冠宇を起用し、コンストラクターズ選手権で6位に入った。新しい技術規則が導入された2022年、アルファロメオはC42の空力開発に成功し、シーズン序盤の時点でマシン重量は全10チーム中最も軽かった。
競争力を持ったアルファロメオは、開幕戦からダブル入賞を果たした。ボッタスは第9戦カナダGPまでに7度の入賞を果たし、そのカナダでは周とともに再び揃って入賞を果たした。ところがカナダ以降はポイントから遠ざかり、後半戦での入賞はボッタスが2回、周が1回。ライバルのアストンマーティンがシーズン後半にパフォーマンスを改善したこともあり、コンストラクターズ選手権での獲得ポイント数では並んだが、アルファロメオは選手権6位を守り切った。
アルファロメオは2023年もボッタスと周のふたりを起用する。なおザウバーとアルファロメオの契約は2023年末で終了することになっているため、ザウバーがアルファロメオの名前でF1に参戦するのは今年が最後になる。そんな2023年シーズンを戦う『C43』は、レッドとブラックで彩られている。
なお、ザウバー/アルファロメオはこのオフの間にチーム体制が変更になった。昨年11月に辞任を発表したフェラーリのマッティア・ビノットの後任として、元アルファロメオF1代表のフレデリック・バスールがフェラーリに加入した。その後、元マクラーレンF1代表のアンドレアス・ザイドルをザウバーのCEOとして迎え入れ、さらにザウバー・グループのマネージングディレクターであるアレッサンドロ・アルンニ・ブラービがアルファロメオのチーム代表に任命された。
ザウバーとアルファロメオの最終シーズンとなる2023年は、ボッタスが弱点だったと指摘した開発スピードを改善し、パフォーマンスの改善を続けながら戦っていくことが不可欠だろう。そしてどこまで上位チームに近づくことができるのか、アルファロメオの2023年に期待したい。
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