F1“2年生”の周冠宇「去年みたいな緊張はもう無い!」新シーズンの目標は大量ポイント&長期契約

 

 アルファロメオの周冠宇はF1での2シーズン目となる2023年に向けて、ルーキーイヤーの神経質ぶりから見ればはるかに少ないプレッシャーになっていると語った。
 周は昨年、中国人初のF1ドライバーとしてデビュー。前評判としては彼の中国という国籍と同国の経済力をF1デビューと関連付ける厳しい言説も見られたが、開幕戦バーレーンGPで周は10位入賞を達成。周囲の見る目を変えるきっかけとし、シーズン中も堅実な走りを見せることで契約更新を勝ち取っている。
 アルファロメオで2年目を迎えた周は、2023年に向けてプレッシャーを感じているかという質問に対しては「間違いなく少なくなっている」と回答し、さらにこう続けた。
「もちろん、今年もパフォーマンスを発揮して、ちゃんと前進しなくちゃならない。それに、昨年よりもずっと良い成績を出す必要があると思う」
「昨シーズンは僕にとって何もかもが新鮮なコトだったし、自分がどうすれば良いのかも分かっていなかった」
「シミュレータの走行はできる限り積むことができるけど、それも実際のコースに出るのとは同じじゃない。それに、プレッシャーへの対処という点でも違ってくる。僕にとって昨年は自分のポテンシャルを示すといったことが本当に必要で、それがプレッシャーだったんだ」
「それを示すことができて、本当に嬉しく思っている。そして、今シーズンに向けては全てがより少し慣れているし、経験から引き出せるモノがあるんだ」
「だから(開幕戦)バーレーンのスターティンググリッドについても、昨年ほどナーバスになることはないと思う。あんなにナーバスになったことは人生で無かったよ! でも最終的には信じられないほどの1日になった。今年は間違いなく(昨年より)落ち着けるだろう」
 なお周は2023年シーズンの目標について、より一貫してポイントを獲得し、チームと長期契約を結ぶことだと語っている。

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