バニャイヤ「去年のミスからチームは学んでいる」ドゥカティの新型マシン、開発は“超”盤石か

 

 ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、2023年型のMotoGPバイク開発について「チームは2022年のミスから学んでいる」と語った。
 現在、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットでMotoGPのプレシーズンテストが実施されている。このテストは実質的に2023年シーズンのスタートを切るものであり、各メーカーが開発してきた新型マシンが評価されるタイミングでもある。
 昨年はドゥカティがMotoGPで2007年以来のライダーズタイトルを獲得。デスモセディチGPは現在最も強力なマシンとも言われており、2023年もタイトル争いの有力候補間違いなしと見られている。
 ただ、2022年を振り返るとドゥカティは決して順風満帆にマシンを開発できていたわけではない。彼らはプレシーズンテストの段階でアグレッシブすぎるエンジン特性に悩まされ、最終的にファクトリーチームのバニャイヤは前年型とのハイブリッド仕様のエンジンを選ぶことになってしまうなど、問題もあったのだ。
 シーズン序盤バニャイヤは苦しんでいたが、なんとか立ち直り、その後は連勝で逆転総合優勝を達成……そんな昨シーズンの経緯からドゥカティは2023年型マシンの開発では同じようなミスを犯すことは無かったようだ。
 テスト2日目を終えたバニャイヤは、2023年型マシンでは昨年のような問題に苦しめられておらず、既に良い状態にあると語っている。
「2021年の最後に行なったヘレステストでは、新型マシンは素晴らしいように思えていた」と、バニャイヤは言う。

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