違法だったはずでは? フェラーリSF-23のフロントウイングに『メルセデスのアイデア』が搭載されているワケ

 

 フェラーリは、2023年シーズンを戦うニューマシン『SF-23』を、多くのファンを招いてフィオラノで計5周走行するという、ど派手な形で発表した。
 フェラーリが今季にかける意気込みが現れているようなイベントだったが、細かいところを見ても、貪欲な開発姿勢が見えてくる。フロントウイングに装着された、スロットギャップセパレーターもそのひとつだ。
 SF-23のフロントウイングを見ると、そのフラップにつけられたスロットギャップセパレーターが明らかに気流制御を目的とした形状になっていることに気づくだろう。本来、フラップ間のギャップが離れ過ぎないようにするために使用を許可されているパーツだが、気流をマシンのアウト側に導くようにデザインされているのだ。
 実は、同様のパーツはすでに昨年登場している。メルセデスがアメリカGPに持ち込み、ピットレーンに並べられていたフロントウイングに、近いデザインのセパレーターがつけられていたのだ。

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